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コロナ5類移行でテレワーク廃止&オフィス回帰!?ピクスタのリモートワーク継続理由と成功の秘訣

 コロナが5類感染症に移行して、テレワーク(在宅勤務)終了のお知らせが出ている企業も多いのだとか。満員電車で通勤する日常も戻ってきているようですね。

 一方、厚生労働省からは「3歳までの子どもがいる社員が在宅勤務できる仕組みを企業の努力義務とする」という発表も。

 ピクスタはコロナが5類になろうが、子どもが小学校に上がろうが、何歳になろうが、リモートワーク継続中です。
 基本的に、ピクスタは出社を前提とした働き方をしていません。

 この記事では、ピクスタがリモートワークを継続する理由と、メリット・デメリット、メンバーの働き方やリモートワークに必要なスキル、リモートワーク成功の秘訣をお届けします。

ピクスタがリモートワークを継続する理由と方針

 ピクスタがリモートワークをスタートしたのは、2020年2月下旬。新型コロナウイルスの蔓延を受け、緊急事態宣言が発令されるよりも早く導入されました。しかも、決定から実行までたった1日で。
 1日でどうやって? など当時の様子はこちらをご覧ください。

  このとおり、リモートワークに舵をきったのはコロナの影響でした。
 では、今もオフィス回帰することなく、継続している理由は何か。
「デメリットよりもメリットのほうが大きかったから」に尽きます。

 もとより、PIXTAPIXTAオンデマンドfotowaも、すべてインターネット上のサービス。IT企業の多くがそうであるように、社内コミュニケーションのメインはチャットツール。ピクスタではSlackを使用しています。

 必要な情報はクラウド上にあるので、オフィスに出社しなくても、必要なものは大抵手に入る環境が整っていました。

 コーポレート業務の各部署も、コロナ禍の3年の間に柔軟に工夫を凝らし、最低限の出社で済むようになりました。
 それは、経理管理部(当時の名称は経理財務部)の部長が、福岡に移住するぐらいに。

 もちろん、エンジニア、デザイナー、マーケターなどの事業部メンバーもパソコンとインターネット環境があれば、基本はどこでも仕事ができるので無問題。セールスやカスタマーサクセスチームも、オンラインで商談・対応できるので、こちらも無問題。
 事業の特性上、撮影の企画・実施・ディレクションや、フォトグラファーさんとの面談等、現場で対面しなければ成立しないこともあるので、その時はオフィスを活用したり、直行・直帰で必要な場所に赴きます。

 オフィスに出社しなくても、仕事ができる! むしろ快適!

 さらに、ピクスタではスーパーフレックス制(コアタイムが存在しないフレックス制度)または裁量労働制も採用しているので、勤務の開始時間や終了時間も個人のライフスタイルに合わせて働くことができます。
 勤務中の中抜けもOK。

 ちょっと子どものお迎えに。
 ちょっと病院へいってくる。
 ちょっと休憩がてら走ってくる。

 仕事と家庭、仕事と子育て、仕事と趣味も両立しやすい! むしろ最高!

 誰に話しても「自由で働きやすくて最高ですね!」と言ってもらえる環境です。
 もちろん「サボる人もいるんじゃないですか?」と、言われることもあります。

 いいんじゃないですか? 成果をしっかり出していれば。

 ピクスタがリモートワークを継続する理由は、ここにあります。
 すべての働きやすさは「最大パフォーマンスを発揮すること」が大前提であり、条件。

 詳細は、ピクスタの代表・古俣が語った記事がありますのでご覧ください。

リモートワークのメリット・デメリット

 とはいえ、リモートワークにも全く弊害がないわけではありません。「デメリットよりメリットのほうが大きかった」とお伝えしたとおり、デメリットはあります。

《メリット》
・居住地に関わらず優秀なメンバーを採用できる
・ワークライフバランスの向上

《デメリット》
・コミュニケーションの課題

 ピクスタには北海道から熊本までリモートワークを導入しているからこそ、採用できたメンバーたちがいて、それぞれに活躍してくれています。出社前提なら仲間になれなかった、強力なメンバーたちです。

 ワークライフバランスの向上も先述のとおり。子育て中のメンバーはもちろんのこと、それぞれが家族との時間、趣味の時間、自己研鑽の時間の充実を図りながら、自分らしく最もパフォーマンスが発揮しやすい時間に集中して働くことができます。

 一方、デメリットになるのが「コミュニケーション」。
 巷で言われるように雑談の機会は減りました。意図的に雑談の機会を作るなどの工夫はしていますが、得られる情報量や発言のしやすさなどは、やはり対面コミュニケーションの方がやりやすいのも事実。
 チームビルディングを考えれば、時には対面コミュニケーションを取り入れた方が、充実感はあります。

 その点、ピクスタは、ほぼフルリモートでありながら、コロナが落ち着いてきたあたりから、徐々に自主的にランチ会をしたり、事業部やチーム単位で集まってみたりと、オンラインとオフラインのハイブリット型にもなってきています。

 強制的な出社日は設けてはいませんが、こうして自主的に集まる機会を自然と設けていくのも、ピクスタの良いところ。思いやりをもって、チームやメンバーのことをそれぞれが考えられる優しいメンバーたちが揃っている証拠です。

ピクスタメンバーの働き方は?

 実際にピクスタのメンバーはどんな風に働いているのかも紹介しましょう。

 釧路に移住したカスタマーサクセス部のメンバー。

 最初からリモートで入社したマーケティング部SEOチームのメンバー。

 コロナ禍入社したエンジニアマネージャー。

 新規事業だって生まれちゃう!

 社内イベントもオンラインで盛り上がります。手前味噌ですが……めっちゃ楽しい(ドヤ)。

 それぞれがそれぞれの場所で、理念に共感し、事業の成長に邁進しているからこそ、自分がやるべきことに情熱を傾けられる。それがピクスタという企業です。

 自律自走できる人材であることは必須ですが、1on1など、日々のコミュニケーションで情熱迷子にならないようサポートし合うチーム環境もあります。
 悩んだら上司や、時には管掌役員、時には社長を捕まえて相談するなんてことも。
 ピクスタに根付くフラットな社風がすべての支柱です。

リモートワークに必要なスキル

 各職種のことはさて置き、リモートワークで働くために必要な共通スキルをお伝えします。

  • 自律自走・主体性

  • コミュニケーションスキル(文字・非言語)

 自律自走・主体性については、先程からチラチラと出ているとおりです。
 リモートワークは「他人の目」がありません。サボろうとすればサボれる環境なのは否めません。それでも、目標や理想に向かって走るには、自分を律し、指示待ちにならず、自ら能動的に行動していかなければなりません。

 とはいえ、好き勝手にやるのではなく、チームの合意を得る・協力を得て巻き込むことも必要。
 文字コミュニケーションでは、だらだらと長文で書いても伝わらないので、簡潔にスパッと目的や結論を伝えることが大事。
 でも、顔が見えない相手に文字だけで伝えるので、簡素に伝えるほど冷たく感じてしまうもの。怒ってる? 突き放された? なんて誤解を与えないように、温度感や見えない表情を絵文字やスタンプをフル活用し、心理的安全性の担保も重要です。

 長くなりそうな時は資料にまとめたり、話したほうが早そうな時は「ちょっと話しましょう!」と提案するなど意思表示も大事です。
 対面のように「その場の空気感」を感じづらいオンライン会議では、非言語コミュニケーションがとても大事。普段よりも大きく頷いたり、笑顔で聞いたり、拍手したり、表情やジェスチャーで伝えることを意識的に行うことが必要です。

まとめ〜リモートワーク成功の秘訣〜

 ピクスタがリモートワークを継続する理由は、居住地域に縛られない人材活用、ワークライフバランスの向上などのメリットを通じて、働きやすさを追求することで「最高のパフォーマンスを発揮する」ためでした。

 そして、ひとりひとりが自律自走して目標達成に情熱を向けること。メンバーそれぞれが思いやりを持って、文字や資料、オンライン会議でも「伝わるコミュニケーション」を意識し、チームで合意形成しながら主体的・能動的に行動する力を持つこと。また、それを妨げない心理的安全性が担保された社風によって、ピクスタのリモートワークは実現しています。
 どれが欠けても、リモートワークで企業も人も成長を続けることは、きっと難しいでしょう。

 リモートワークで働きたい! という方は、ぜひ、これらを念頭にスキルを見つめ直し、社風にも注目して、企業選びをすることをおすすめします。

 ピクスタも、理念に共感していただけるなら、随時メンバーを募集していますので、まずは話を聞いてみたいな……という方はぜひ、気軽にメッセージをくださいね。

執筆:広報グループ 小林順子