代表 古俣が実践する「人を動かす」とは〜モーニングサテライト取材記録〜
2018年1月16日(火)に、テレビ東京「モーニングサテライト」の【リーダーの栞】に、弊社代表取締役社長・古俣が登場しました!
【リーダーの栞】は各界のリーダーが強く影響を受けたビジネス書を紹介するコーナー。古俣が紹介させていただいたのは、こちらの一冊。
過去の反省――社員がいっせいに辞めていった原因は自分にあった
番組でもご紹介いただきましたが、古俣がこの本を手にとったのは、ピクスタの創業以前のこと。デザイン・印刷事業を立ち上げて起業したものの、理想とはほど遠い現実に、当時、一緒に取り組んでいたメンバーたちの心はバラバラと離れ、荒んでいきました。
古俣「最後の方は、社内の空気も最悪でギスギスしていました。お互い疑心暗鬼になって、ある日、全員一斉に辞めてしまったんです」
そして事業は1年で撤退することに……。
どうすれば良かったのか。思い悩んだ古俣が手に取った本が、この『人を動かす』(著/D・カーネギー)でした。
古俣「読んだ時は、ハンマーで頭を殴られたような感覚でした。当時の私は、ただひたすら上から命令するばかりで、本人の意向や考えも一切きかず、私が勝手に、このぐらいできるだろうと目標設定して押しつけていました。本に書いてあることと、真逆のことしかしていなかったんです」
古俣が意識した「聞き手にまわる」ことの意義
以来、古俣は「まず聞き手にまわる」ということを意識して人と接するようになったと言います。
古俣「あなたはどういう望みがあるのか、どんな仕事をしたいのか、将来像は何か。そういったことを丁寧にきいて、それにそった意見を伝えるように心がけています」
さて、取材現場に立ち会っていていると、いろんなことに気づかせてもらえるのが広報担当の魅力だなとしみじみ思うわけですが、インタビューに応える古俣の発言を聞いていて、「そういえば……」と思い当たることが多々ありました。
思い起こせば入社して以来、一度も古俣から「これをやって」って言われたことがない!
頼まれるというよりも、
古俣「小林さんさー、◯◯をした方がいいんじゃないかって考えているんだけど、どう思う?」
と聞かれます。聞かれるので、考えます。
小林「……そうですね、やった方がいいと思います」
古俣(ニヤリ)
古俣「どうしたらいいと思う?」
小林「うーん、◯◯したらいいんじゃないですかね」
古俣(ニヤリ)
あれ、もしかして、誘導されてる……?
いやいや、そんなはずはない。
自分で考えて、良かれと思ったことを言っただけだし、やるべきと思うからやるわけで……。
古俣「聞き手にまわるように意識したことで、メンバーが能動的に自分からどんどん実行するようになったという変化を感じています」
これだーーーーー!!
聞いてくれる人に、態度を変えない人に、人は話したくなる
そもそも、日頃から話をきいてくれる人だと、こちらも相談や提案もしてみようという気になります。逆に、話しても否定されたり反応が鈍ければ、なかなか相談や提案もしづらいというもの。かといって、虎視眈々と、相手の意見を引き出そうとか、言わせようという下心が見え透いているのも白けてしまう。
ところが古俣の場合、そういう見え透いた感もありません。たいていの場合は(笑)。
そういえば、別の取材の折にも記者さんから、
「古俣社長は、腰が低いというか、親しみやすい方ですね」
と言われたことがあります。
また、別の記者さんからも、
「誰に対しても、ひょうひょうとされていますよね」
と言われたことがあります。
さらに別の記者さんからも、
「古俣社長は、誰に対してもフラットですよね」
と言われたことがあります。
Mr.フラットを自負する古俣は「リーダーの栞」の取材の中でも、こう引用しながら答えていました。
古俣「本の中に『興味を持たせるためには、まず、こちらが興味をもたねばならない。』という一文があります。自分から相手に本気で興味を持って聞くことが大事だと思っています」
日々の言動を思い返しながら、古俣の中に『人を動かす』が染み込んでいるんだなと思えた取材でした。
ご取材いただいたスタッフの皆様、ご覧くださった皆様、ありがとうございました!
見逃した方はこちらからどうぞ!
(執筆/撮影:経営企画部 広報担当 小林順子)