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交通広告の日に捧ぐ! マタニティマークと妊婦さんと社会への想い

 5月2日は「#交通広告の日」!

 ということで、今日は、出張撮影サービス「fotowa」初の交通広告にこめた想いを書こうと思います。現在実施中のTwitterキャンペーン「#妊娠中にやさしくしてくれたあの人に届け」につながった、マタニティマークと妊婦さんと社会に対するのfotowaの想いです。

 出張撮影プラットフォーム「fotowa」は現在、マタニティマークとのタイアップ広告を都営浅草線、大江戸線、三田線で展開しています。

 2019年3月下旬頃まで、優先席近くの窓に貼ってあるので、見かけた方は「#fotowaの交通広告みたよ」と教えていただけたら嬉しいです。

fotowa初の交通広告。都営線の優先席付近で2019年春まで展開しています。

fotowaが交通広告を出した理由

 交通広告を出した理由はシンプルです。宣伝になると思ったから……だけではありません!

 この企画が、マタニティマークとのタイアップだったからです。

マタニティマーク

fotowaがマタニティマークとタイアップした理由

 fotowaは家族向けの出張撮影サービスです。そしてその中心は、「マタニティ」「ニューボーン」「お宮参り」「ハーフバースデー」など妊娠から産後6カ月のママたちが中心で、その後、はじめての誕生日や、七五三など、お子様の成長と家族の記念日に合わせてご利用いただくケースがほとんどです。

 こうしたママたちが必ず通るのが「妊娠期」です。マタニティマークは妊婦さんを守るための大切なマーク。

 いつかfotowaと出会ってくれるかもしれない未来のユーザーさんたちの幸せと健康の少しでも助けになれるなら。

 そんな風に思って、タイアップすることにしました。

 ところが、タイアップするにあたって、マタニティマークのことをちゃんと調べようとネットで検索して愕然としました。

 画像引用:Google
画像引用:Google

マタニティマークが危険て何?

 ネットを叩くとマタニティマークをつけていたらマタハラを受けたことがある、という驚きの内容が出てきました。

 あまりにも衝撃だったので、いろいろ読み漁りました。

 睨まれたり、突き飛ばされたり、嫌味を言われたりした体験をしている人がいるということ。だから、マタニティマークをつけることに妊婦さんが抵抗感や不安感を感じていること。

 マタニティマークは本来、緊急時に妊婦さんが妊娠中であることを示すためのもので、母体とお腹の赤ちゃんを守るためのものです。万が一、具合が悪くなって、意思表示できなくてもマタニティマークがあれば妊婦だとわかり、迅速な対応ができます。

 妊婦さんが心身ともに繊細な時期であることは確かな事実で、つわりの軽い重いも個人差が大きいと聞きます。子供を生んだ経験のある人でさえ、終始元気ハツラツなマタニティライフを送れた人もいれば、起き上がるのも辛かったという人も、早期入院された人もいます。

 こうした事情を鑑みて社会が妊婦さんに理解を示して優しい環境をつくっていこうと提唱するのが、公共施設や交通広告でみかけるマタニティマークの本来の意味です。

優しさが広がることを願って始めたTwitterキャンペーン

 不妊治療中の方や流産などつらい体験をされた方がマタニティマークをみると悲しい気持ちになる、といったネット上の書き込みもみつけました。

 生まれてしまう感情はそれぞれで、マタニティマークに限らず、生きている限り、気づかないうちに誰かを傷つけてしまうことはあるのだと思います。

 でも、どんな人だって共通しているのは、優しくされたら嬉しいということ。幸せになりたい、と思う気持ちは同じだということ。

 余裕のあるなしで受け止め方も変わるし、光と影のように相容れないこともあるかもしれません。けれど、誰もが自分が受けた優しさを誰かに返していけるようになれば、きっと優しい社会になるんじゃないかと、そんな青臭いことを、割と真剣に祈りを込めて思いました。

 だとしたら、交通広告を出すだけじゃ、きっとダメだと思ったのです。

 解決できるわけではないし、ささやかだけど、妊婦さんたちが体験した、優しいエピソードをたくさん集めて、それを目にした人が「いいね!」と思って広げてくれたら、もしかしたら優しさが広がっていかないかなと思って、後追いではじめたのが、「#妊娠中に優しくしてくれたあの人に届け」Twitterキャンペーンです。

 開始から約2週間。投稿は少ないですが、読んでいるだけで涙腺が緩むやさしくてあたたかいエピソードが集まってきました。

本当は、どんな家族のカタチでも幸せを応援したい。

 今回はマタニティマークに協賛する機会を得て、交通広告を出したりTwitterキャンペーンを企画していますが、fotowaの根本的な想いは「幸せな人生を増やしたい」です。

 fotowaは、お子様がいてもいなくても、未婚でも既婚でも、セクシャリティやジェンダーがどうであろうとも、どんなカタチ、呼び名の関係性であっても、応援したいと思っています。大切に思う気持ちがあって、寄り添って自分が自分らしくいられる存在がいて、そこへ帰りたいと思えたら、それは「家族」と呼べるのではないでしょうか。

 過去には、こんな取り組みもやりました。

 辞書に書いてある意味とは違っても、そういう家族と、そして友人たちと共に重ねた記憶があたたかなものであるほど、きっと人生は幸せです。一生懸命頑張ったことや、自分が胸を張れるできごとがキラキラと人生を彩っていくんだと思います。fotowaは「幸せな記憶」をありのまま写真に残し、いつでも呼び起こせるタイムカプセルです。

 より多くの人たちの人生が、写真に残したいと思える幸せな瞬間と絆に満ちたものになりますように。そうした人々の人生と共に歩むのがfotowaです。

 まずは、今回のマタニティマーク企画「#妊娠中にやさしくしてくれたあの人に届け」から、やさしさの輪が広がることを願っています。

 投稿締切は5月6日(日)までです。みなさんのやさしい体験をぜひ広げて、キャンペーンにご参加いただけたら嬉しく思います。お待ちしております!

 

(執筆:経営企画部 広報担当 小林順子)