台風接近したら帰宅令が発令! コアタイムも解除
台風が接近すると被害を避けるためにイベントの延期や中止、従業員向けにも帰宅命令を発令する企業も多いのではないでしょうか。中には「帰れない……」という方々もいらっしゃるかもしれませんが、ピクスタでは台風時は帰宅指示が出ます。
どんな感じで連絡がくるのかを、タイムライン的にご紹介いたします。
「台風は夕方接近する」という当日の朝、帰宅指示が発令された
報道で8日から9日にかけて台風が接近、雨風のピークは「8日夕方から9日明け方」と報道された8日当日の朝10時頃、ピクスタでは社内コミュニケーションツールとして全従業員が使用している「チャットワーク」で、戦略人事部長から渋谷オフィス勤務の従業員に向けにお知らせが届きました。
これを受けて、各部署でも「みんな早く帰れ&早く帰ろう」という空気が流れました。 各部署のリーダーからもメンバーに声をかけるなど「帰りにくい雰囲気」を消していきます。
夕方予定されていた会議は調整してリスケ
戦略人事部長からの発令と同時に、各部署では本日午後に予定されていた会議をリスケする動きも出ました。
わたしの部署でも、夕方16時に予定されていた会議は翌週月曜日に、夕方17時半に予定していた会議は12時半に動かして「会議のせいで帰れない」という状況を避けるアクションが午前中のうちに行われました。
おかげで、午後の予定は白紙になりました。
ユーザーにもご理解いただけるように努める
そうはいっても、ユーザーの皆様にご迷惑をおかけするわけにはいきません。台風は日本の関東に来ているのであって、他の地域にお住まいの方々や海外ユーザーにとっては関係がないことです。
でもだからといって、従業員の身の安全を損ねるわけにはいきません。 チャット上で関係部署で相談しあい、サイト上にお知らせを表示しました。
サポートチームは1名を除いて14時で帰宅。自分の意思で残った1名も17時には帰宅しました。メールで届いたお問い合わせは、その後自宅で対応することにしました。
部署判断でフレックス制度のコアタイムも解除
ピクスタでは、基本的に従業員は11:00〜17:00をコアタイムとしたフレックス制度、エンジニア・デザイナー職は裁量労働制で勤務しています。
コアタイムが若干長めに設計してあるのは「顔と顔を合わせて一緒に働く一体感」を保ちたいという意図があってのこと。
リモートワークも在宅ワークもやろうと思えばできる今の世ですが、ピクスタの社風の美点でもある「フラットな社風」は、お互いのことを知っているからこそ生まれる「気安さ」があって成立しています。
でも、こうした台風などの災害時には、各部署リーダー判断でフレックス制度のコアタイムも柔軟に対応しています。
「強制帰宅命令」を出さないのは「必要がない」から
その代わり「強制帰宅命令」は出しません。
なぜなら「帰っていいよ」という指示も、雰囲気も、声かけもあるので「帰りにくさ」がないからです。だからわざわざ「強制」する理由がありません。
ピクスタは従業員に「自律自走」を求める組織集団。
そしてみんな二十歳を越えた大人ですから、「帰宅可能な状況と空気」さえ企業が作っていれば、状況をみながら自分で判断できます。
おかげで、オフィスで仕事をしながら外の様子をうかがいつつ、渋谷駅の混雑状況をTwitterでチェックしながら「ベストな帰宅タイミング」で帰宅することができます。
規模が大きくなるにつれ、セキュリティー面やハード面、また他部署も早く帰れるかなどの公平性を判断することが難しくなるかとは思いますが、ピクスタでは、今後もメンバーの安全とユーザーの皆様にとってベストな判断を素早く出せる企業でありたいと考えています。 みなさまもぜひ、安全な帰宅を!
(執筆:経営企画部 広報担当 小林順子)