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ボトムアップ式社内表彰制度「コマタアワード」とは?

 みなさんのお勤め先には、社長賞や年間MVPなどの社内表彰制度はありますか?

 ピクスタにはあります!
 それが『コマタアワード』です。

 ところで、そもそも社内表彰制度は、なんのためにあるのでしょう?

 教科書通りの回答をするなら「従業員のモチベーションアップのため」。

 では、メンバーが受賞を目指して頑張りたくなるような表彰制度が望ましいのでしょうか。

 もちろん、それも素晴らしいですが、ピクスタの考えは少し違います。

 今回は、ピクスタの社風をそのまま体現した社内表彰制度「コマタアワード」について解説します。


経営者がメンバーに感謝を伝えたくて生まれた表彰制度

「コマタアワード」は『ピクスタグループの発展及び成長加速に寄与した活動や取組み(それに関わったメンバーやグループ)を讃えたい。そして、みなさんの業務にも活かせるヒントを持ち帰ってほしい!』という意志の元に、2016年からスタートし、3ヶ月に1度のタイミングで行われています。

 つまり「経営者が頑張ってくれたメンバーに感謝を伝えたい!」という想いから生まれた社内表彰制度です。

 メンバーが増えてくると、創業当時のように経営者がメンバーひとりひとりの活躍を詳らかに把握することは物理的に難しくなってきます。また、経営者が日頃から目を配っていても、耳に届くような活躍エピソードは一握りになりがちです。

 これを解消するために「コマタアワード」は、まず活躍エピソードをメンバーから募るところから始まります。

 コマタアワードはボトムアップ式でノミネートされる全員参加型の表彰制度なのです。

受賞者には賞金が出ます!

頑張っている姿は、誰かが必ずみている

 四半期を振り返るタイミングになると、ある日、コマタアワード事務局(戦略人事部)から、全メンバー宛にコマタアワードの推薦用フォーマットが送られてきます。

 期日までに自薦・他薦問わずで、推したいメンバーやチームを書き、推薦理由を添えて送信すると、記載されたメンバーやチームがすべて「コマタアワード」のノミネート対象になります。

 そして、ノミネートされたメンバーの中から最終的に代表の古俣が受賞者を決定します。

 受賞者は全社会議で表彰され、その後、受賞者だけでなく、誰がどんな理由でノミネートされたのかも、すべて共有されます。

 これが、地味に嬉しい。たとえ受賞に至らなくても、ノミネートされただけで、報われるような気持ちになるんですよね。

 推薦する側も「見てるよ!」「知ってるよ!」「◯◯さんの頑張りをみんなに知ってほしい!」という想いで推薦しています。

 実は「コマタアワード」には裏メッセージがあります。

 それは「頑張っている姿は、誰かが必ずみてます!」ということ。

 だから、ノミネートされたメンバーを公開するし、毎回、雇用形態問わず、50人以上のメンバーやチームが推薦されるのです。

3ヶ月に一度、全体会議で発表されます

誰ひとりとして「いなくてもいい」人は存在しない

 コマタアワードには、4つの受賞部門があります。

 各賞の特徴を紹介します。

チャレンジ賞
無限の選択肢がある中で、限られたリソースを考えて優先順位を付け、どんどん新たな取組みを試し、いいものを残していく「チャレンジ精神」に溢れた取組みを表彰する

縁の下の力持ち賞
攻めと守りの両方が噛み合って事業・会社が成長することを踏まえ、「守り」をしっかり固めながら下支えしてくれている取組みを表彰する 普段は目立ちにくいが、無くてはならない大切な取組みは全て対象

ユーザー価値向上賞
ユーザー目線をもって本質的な価値提供を追求した結果、ユーザー価値向上につながった、あるいは今後つながるであろう取り組みを表彰する サービスに関わる直接部門だけでなく、間接部門の取り組みも対象

よりよい組織文化づくり賞
よりよい組織文化づくりの観点で、他メンバーや組織全体によりよい影響をもたらしていると感じる行動や取り組みを表彰する 例えば、ウェイ浸透、学び合う風土づくり、模範になる何か、チャレンジ姿勢、よいチームワーク等

 これら4部門があるのは、ピクスタの思想と理念があります。

 ピクスタの理念は「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」です。

 各部門で活躍するメンバーたちが、それぞれの才能(力)を最大限発揮すること。

 そして、サービスは常に「ユーザーファースト」の精神で開発・運営していくこと。

 そのために、全メンバー全員が、それぞれの領域のプロフェッショナルとして意見を出し合い、当事者意識を持って、ハラオチしながら、事業も組織も常に「より良く」を目指し続けること。

 サービスもそれを支える運営組織もすべて重要で、PIXTA WAY(行動指針)のとおり、Win-Win-Winの精神に基づいて、全員がハッピーでなければなりません。

 チャレンジングで革新的な取り組みも重要であると同時に、コツコツと毎日積み重ねているからこそ得られる信頼や改善も等しく重要なのです。


これまで、受賞してきた多種多様のメンバーやチームたち

 最近の受賞メンバーやチームをご紹介しましょう。

 2017年4Q(10月〜12月)の「チャレンジ賞」受賞者は、PIXTA VIETNAMのLABチーム。

 PIXTAのサービスとしての根幹である検索・タグに対して、技術的に貢献し、ピクスタ初の画像認識技術導入という大きなチャレンジが評価されての受賞でした!

▽受賞したLABチームの記事はこちら!

 同年同Qの「よりよい組織文化づくり賞」受賞者は、勉強会開催メンバー。

 メンバーは、エンジニアやデザイナーの各面々で、自分の持っている知識を他のメンバーに共有する勉強会を率先して開催し、非エンジニア・非デザイナーたちが、SQLを学んだり、HTMLの基礎を学んだおかげで業務効率までUPするという素晴らしい取り組みが評価されての受賞でした!

▽SQL勉強会をやっての社内におきた変化を詳しく紹介した記事がこちら!

 2018年1Q(1月〜3月)の「ユーザー価値向上賞」受賞者は、CAG・イラスト担当の鈴木さん。

 目下、強化コンテンツ分野であるPIXTAのイラストクリエイターさんたちと、地道にオンラインコミュニティを広げ、イラストのセミナーやMeetupの開催で着実にイラストクリエイターさんたちの活躍を支援していることが評価されての受賞でした。

 そして、同年同Qの「縁の下の力持ち賞」受賞者は管理部の藤田さんと本澤さん。

 子会社も増え、海外連結も増え、半端なく作業量が増加し、煩雑さも増す中で、スケジュールどおりに管理部門の資料をそろえて、企業としての信頼を支えてくれるありがたさが評価されての受賞でした。

▽受賞メンバーのひとり本澤さんのインタビュー記事はこちら!

 今後も、受賞メンバーを少しずつ紹介していくのでお楽しみに!


(執筆:経営企画部 広報担当 小林順子)