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ありがとう「東建オフィス」〜4年間をともに過ごした場所〜

 オフィスを東京から地方に移転したり、売却する会社のニュースを見かける昨今ですが、ピクスタもオフィスを移転する日がもうすぐやってきます。

 創業以来、サービスや組織の成長とともに7回もののオフィス移転をしてきたピクスタですが、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークが始まった1年前から、働く場所はオフィスからそれぞれの自宅へと変化していきました。今後もリモートワークを主とした働き方が続くため、議論の末、2021年2月8日、オフィスを縮小移転することになりました。

 この記事では、約4年過ごした渋谷・東建インターナショナルビルのオフィスでの思い出を振り返ってみようと思います。

社風を体現したオフィス

 「オープンでフラットな社風」を体感できるようなオフィスにしたいという想いで、オフィスを訪れた人が最初に目にするフリースペース・通称「3号カフェ」は、中の様子が見られるようにガラス張りで、来客スペースからの段差も低く作られました。

 3号カフェは、社内で打ち合わせや全社会議のために使うことはもちろん、クリエイターのためのイベント「PIXTA DAY」、各種セミナーやエンジニアの勉強会の開催場所として、社内外をオープンに、フラットにつなげてくれた場所でした。

 芝生のような絨毯が敷かれた来客会議室は、採用面接や来客用スペースとしてはもちろん、休日はPIXTAクリエイターが利用するビジネスシーンの撮影スタジオとしても利用されました。

 執務スペースはワンフロアで見渡せ、どこに誰がいるのか何となく分かり、ときどき他の部署で盛り上がっている話が聞こえてきたりしました。

 会社のオフィスによくある、いわゆる「社長室」はなく、社長もメンバーと同じく席があるだけ。古俣は出社するとよくオフィス内をぶらりと歩いてメンバーに声をかけていました。

 また、休憩スペースでは、お昼になるとオフィスのあちこちからメンバーが集まってきてランチを一緒に食べたり、旅行や出張土産のお菓子が置かれていたり、自席を離れて一息つける場所となっていました。

津々浦々からのお土産が集結する休憩スペース

 振り返ると、退勤後にラーメン屋さんにふらっと連れ立って行ったり、給湯室で「久しぶり〜」と挨拶したり、冗談を気軽に言い合える距離感が、オフィスでの日常にはありました。ZoomやChatworkでもコミュニケーションできるとはいえ、少し懐かしく感じますね。

問い直されたオフィスの存在意義

 このように、以前は毎日オフィスに出社して働くことが当たり前でしたが、新型コロナウイルスの感染が懸念される世の中では、通勤してオフィスに出社すること自体、リスクが伴う行動になってしまいました。

 そんな中、オフィスをなくすのか、移転するのか......。総務チームや経営陣で議論の末、「メンバーがピクスタに所属している実感や、理念・社風を感じられる象徴的な場所として、やはりオフィスは必要」との結論に達し、規模は縮小するものの、オフィス自体は運営し続けることになりました。

新しいオフィスへ

 現オフィスから徒歩5分ほどの場所にある新オフィスは、これまでの1/3の広さになりますが、リモートワークが「主」となっても尚、行ってみたくなるオフィスを目指してオープンします。

 次回の記事では新オフィスについて特集します!


(執筆:戦略人事部 人事チーム 鈴木 瑞穂 写真:fotowaフォトグラファー 林 直幸)