【fotowa】Webディレクターの役割・仕事とは?
みなさんこんにちは。fotowaのWebディレクター、櫻田です。
私はfotowaのサービスや機能開発を担当しています。
2017年生まれの工事車両が大好き! な息子がいて、休日はクレーン車やショベルカーなどを建設現場に見に行ったりしています。
当社では事業ごとにWebディレクターが在籍しています。 PIXTAのWebディレクターが2名、fotowaのWebディレクターが1名。 事業の規模感やターゲット、ビジョンが異なるため、ディレクターひとりひとりの役割もそれぞれです。
エンジニアがいて、デザイナーがいて、事業責任者がいればサイト開発はできそうなのに、そもそもWebディレクターって何のために必要で、どんな役割があるのでしょうか?
今回は、出張撮影サービスfotowaのWebディレクターが
どんな目的をもっているのか?
そのために何をしているのか?
何をやりがいにしているのか?
についてご紹介します。
どんな目的をもっているの?
fotowaには大きく分けて2つの夢があります。
出張撮影を当たり前にしたい
日本全国どこでも、フォトグラファーが満足に仕事ができる状態を作りたい
この2つの夢を実現するために、
サイト上の新規機能開発
既存の機能改善
を企画し、開発ディレクションを行っているのがWebディレクターです。 ひとつひとつ、fotowaの夢についてお話しますね。
①出張撮影を当たり前にしたい
fotowaは家族向けの出張撮影サービスで、「出張撮影を当たり前にし、fotowaがその代名詞となる」状態を目指しています。
赤ちゃんが誕生してから、お子様が成長する節目には嬉しい記念日や行事が目白押しです。 ご家族にとって大切な一日を「記録に残したい」と思ったとき、どんな選択肢が思い浮かびますか?
おそらく、多くの方は「スタジオ・写真館での撮影」を選択肢に挙げることでしょう。
fotowaは、その瞬間に「出張撮影」が当たり前に頭に浮かぶ状態を作りたいと考えています。 ご家族の思い出の場所で撮影できるのは、出張撮影ならではの良さです。
童謡に「思い出のアルバム」という歌がありますが、うれしかったこと、たのしかったこと……いつになっても忘れない思い出を、ご家族ゆかりの場所で撮影してくださるご家族が増えたら嬉しいなと思っています。
②日本全国どこでも、フォトグラファーが満足に仕事ができる状態を作りたい
当社の理念は「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」ですが、fotowaもその理念を体現するクリエイティブプラットフォームの一つです。
fotowaがこの理念のもとにフォトグラファーに貢献できるのは、日本全国で出張撮影の機会を創出することにより、好きな場所で才能を活かした仕事ができることだと考えています。
fotowa最大の資産は、登録してくださっているフォトグラファーの皆様。 単に撮影してほしいユーザーとフォトグラファーのマッチングだけでなく、
ご家族の幸せな瞬間を撮影できる
満足のいく対価を得られる
直接感謝の声をもらえる
という幸せの連鎖に価値を感じていただけるフォトグラファーを全国で増やしていきたいですね。
そのためにも、今後はフォトグラファーが活動するうえで欠かせない機能を提供するなど、fotowaがフォトグラファーにとっても欠かせないサービスにしていきたいと考えています。
そのために何をしているのか?
この2つの夢を実現させるため、Webディレクターは「チームを夢の実現に向かって導く」役割を担っています。
現在fotowaの開発チームは計6名。 (内訳:ディレクター1名、エンジニア3名、デザイナー2名 ※2020年2月時点)
Webディレクターには開発チームがやること・やる順番を決める権限があります。 目的を達成するためにどんな手段を選ぶか、どれくらい時間をかけるか、どこまで作りこむか……。
開発チーム6人分のリソースを最大限活かせるかはディレクターの判断にかかっています。
ディレクターは企画を作ることができても、1人では機能をつくりあげることができません。意図通りに開発してもらい成果を出すには、開発チームのメンバーひとりひとりが納得してポジティブに仕事に向き合ってもらうことがとても大切だと思っています。
いつでも開発チームがポジティブに取り組めるよう、心がけている5か条があります。
目的達成に直結する施策をつくること
施策の目的を達成できる要件定義をすること
「なぜ今やるのか/どうやって/いつまでに/どれくらい」等を説明し、メンバーに納得してもらうこと
開発中は常に目的を確認し、意図が合っているかを確認すること
施策の結果を共有することで、自分の仕事が「fotowaの夢の実現」に向かっていることを実感してもらうこと
ほかにも、開発ディレクションをスムーズに進めるために、日次、週次の進捗報告だけでなく常にオープンに質問や相談を受け付けるスタンスも大事にしています。
チームを目的達成に導くというより、主役がデザイナーとエンジニアで、 皆が仕事をしやすくするためにサポートするような役割のほうが近いもしれませんね。
何をやりがいにしているのか?
事業を「つくっている」手ごたえがあります。
fotowaは、会社から次の収益の柱として期待されている新規事業です。今年でサービス5年目に突入しましたが、インパクトの大きい施策をゼロから作り上げられるのは、今のフェーズならではの仕事だと思っています。
単なるサイトのいち機能ではなく、fotowaそのものを「成長させていく」手ごたえを日々感じています。
fotowaは予約を増やすことを最優先にしているのですが、LTV(Life Time Value=顧客生涯価値)向上施策やリピート対策にも取り組んでいます。
たとえばこれまで行ってきた施策だと、LTV向上のためにfotowa上で「フォトブック」を制作できるようにしたり(フォトブック開発秘話はこちら)、リピーター獲得のために「ママ割3回パック」をスタートさせました。
ママ割3回パックは、以前からリピーター対策としてセット価格を作りたいと考えていたところ、fotowa事業部長の李と要件を相談している最中に「こうすればできる!」とひらめいて、1週間くらいでリリースしました。
いける! と思った施策をスピーディーに意思決定ができるのは、事業部長や最終的にGOサインを出す役員陣と距離が近い、小さい組織ならではの良さです。
私はディレクターとしてfotowaの目標達成のために何でもやりきる覚悟でいるので、事業的にインパクトの大きい施策は、別のプロジェクトが進行中でもなんとか推し進めます。
様々な壁を乗り越えて施策をリリースできると、達成感とやりがいを感じます!
ユーザーレビューで事業の存在意義を再確認
それから、ユーザーからレビューをもらえること。
ユーザーにfotowaならではの価値を届けられたと実感でき、fotowaの存在意義を再確認できる瞬間です。 撮影案件が日に〇件……と数字を追っているとつい忘れそうになってしまいますが、ご家族ごとに撮影に至るまでのストーリーがあります。
先日fotowa4周年を記念したユーザー向けキャンペーンを実施しました。
お子様をはじめとするご家族への思いを募集したところ、大変多くのご家族から素敵なエピソードが集まりました。
あっという間に過ぎ去ってしまう子育て時代の濃密な日々を、ありのままの自然体で素敵な思い出に残すことって本当に価値のあることだと再実感しました。
fotowaで撮影された写真にうつっているご家族は、本当に幸せそうなんです。
レビューでたくさんのご家族に幸せな時間を提供できたことを実感できると、心からやりがいを感じられます。
それから、事業部長の李をはじめとするチームメンバーです。
私、正直にいうと、フルタイム勤務&子育てに奮闘する毎日なので、毎日くたくたです(笑)。そういう時は同じ目標に向かって一緒に頑張っているメンバーの支えもありがたいです。
先ほど挙げた5か条を大事にしていても、施策が失敗したり、隠れていた問題にぶつかって中止することもあります。一見大人しそうなのに熱い闘志のあるメンバーが多く、ここぞという時のふんばりに助けられることも多いです。
仕事なので大変なことももちろんありますが、それらを乗り越えて喜びを分かち合えるチームメイトがいるっていいですよ。
個人的な夢
それから……個人的な夢がひとつ。
fotowaで今人気のジャンルがニューボーンフォト。生まれて初めての記念写真をとったfotowaで、この赤ちゃんたちに自分の成人式でもfotowaを使ってもらえたら……と思っています。
こう考えたのは、fotowaで活躍するフォトグラファーへのインタビューがきっかけです。
彼は「出張撮影のうまみは、2回目・3回目以降にある」とおっしゃっていました。
というのも、fotowaはフォトグラファーをユーザーが指名して予約できるので、回数を重ねるごとにフォトグラファーとご家族(特にお子様)との関係性ができてきて、一生おつきあいできる「家族専属のフォトグラファー」になっていくのだと。
そして「一度撮影したお子さんの、成人式・またその先の写真を撮っていきたい」とも語ってくれました。
fotowaが支持され続けるサービスとして、10年後、20年後も残していくのが私の夢です。
そのためにもfotowaは出張撮影業界でNo.1を目指しています。 そして、達成できると本気で思っています。
夢の実現のために、これからもチーム一丸となって目標に向かっていきたいと思います!
(執筆:fotowa事業部 Webディレクター 櫻田すみれ、撮影:戦略人事部 採用担当 鈴木 瑞穂)