変化なくして成長なし |『勝ち続ける意志力』
ピクスタのブレーンである経営陣やリーダーたちが影響を受けた本を紹介するコーナー。今回、紹介するのは、取締役兼コーポレート本部長 恩田よりこの一冊です。
どんな本か
プロゲーマーである梅原大吾氏が、格闘ゲームで世界一になるために、どのように考え、どう鍛錬したかを自ら描き下ろした書籍。
ゲームの話ですが、ビジネスパーソンとしての基本的な仕事への向き合い方にもつながる内容が多く、働くうえでのヒントがふんだんに書かれています。
所感
会社の規模も大きくなり、上場準備などで本格的に忙しくなってきたときに、仕事のやり方について書かれた本をいろいろ読んでるときに巡り合った書籍です。
私は全くゲームをやらないので、軽い気持ちで手にとったんですが、著者のストイックなまでのゲームへの向き合い方から、仕事をするうえでの、マインドや行動についてのヒントを得ることができました。
勝ち続けるには
変化なくして成長なし
人間どうしても今の環境が過ごしやすく、現状を受け入れやすくなりますが、ゲームの世界と同様にIT業界も変化が大きいので、身につまされる思いになりました。いまでも、たまに立ち止まり、自分は変化をしてるのかと自問しています。
「気になること」をメモする
日々忙しいと、そのとき感じたことを忘れがちになります。でも、そういうときこそ様々な経験をしていると思います。なので、その瞬間は難しくても翌日の朝などにメモを残すようにしています。そうしてメモをしていると、新しい気づきを得ることが多く、起きた事象を俯瞰して見ることができます。
考えることをやめない
成長過程にあるピクスタは、これまで経験したことのない事象につきあたることが多々あります。すぐにピタッとハマる答えがない場合も多く、そういうときこそ、様々な角度から原因を考えることがすごく重要だと感じてます。
失敗していることこそが指標になる
変化の大きい環境に身をおいていると、うまくいくかどうか合理的に考えても答えが出なかったりします、そういうときは、まず行動に移しその結果から、次の行動のヒントを得ることが有効だったりします。失敗を恐れず行動しているかということ自体が成功の近道であり指標となるなと感じます。
まとめ
変化の大きい環境においては、失敗を恐れず変化する、変化の過程においてしっかりと状況を分析し、考えることで成功確率をあげていく。そしてその一連の過程をストイックに繰り返していくことが重要なんだと、この本を読み返す度に思っています。
(執筆:取締役 兼 コーポレート本部長 恩田茂穂/撮影:コンテンツ部 CPG 矢島聖也 )