ルールを知って安心して画像を使おう、PIXTA権利セミナーレポート!
みなさま、こんにちは! PIXTA営業グループの岡田です。
今回は、自社で開催している画像にまつわる権利セミナーについてイベントレポートをお伝えします。
PXITAが権利セミナーを開催する理由
さて、本題に入る前になぜ営業グループが権利セミナーを開催しているのかについて触れたいと思います。
私たち営業グループの活動は、主に法人のお客様に対して、利用用途にあったプランの提案や、PIXTAの利用方法のサポートを行っています。
例えば、「1,000人で画像を使いたい」というご要望をいただいた場合、ご利用イメージに沿ったプランを提案し、導入のサポートまで行っております。そういったやりとりの中でお客様から聞こえてきたのが、画像の権利に関する心配や不安の声でした。
例えば、
画像の利用頻度は昔に比べ格段に多くなっているのに、権利が曖昧なまま使っている。
画像利用について質問できる環境がない。
そもそも何に気をつけたらいいのか分からない。
などなど。
実際、私も入社するまでは、「画像の権利」について深く理解しないまま、画像素材を使っていました……!
質問の多くは、ポイントを理解していただければすぐにご自身で解決できるものばかりでした。
そこで、画像の権利について知ってもらい、安心してストックフォトを使ってもらえるようなセミナーを開催しよう! と考え、「PIXTA権利セミナー」を始めました。
セミナー内容をちょっとだけ公開
みなさんは画像の権利について、いくつ知っていますか?
著作権・肖像権・商標権など聞いたことはあると思いますが、内容をきちんと理解することは意外と難しかったりします。
ストックフォトの場合、販売中の写真・イラスト・動画・音楽の1点1点が著作物であり、著作権は各素材を制作したクリエイターにあります。
上記の写真の場合は、この写真を撮ったクリエイターが著作権を保持しています。PIXTAでは、クリエイターがアップロードした素材の『使用権』を販売しています。使用権とは、「PIXTAの利用規約範囲内で使用できる」権利のことです。
つまり、「PIXTAで画像素材を買う」ということは、「画像素材をPIXTAの利用規約の範囲内で自由に使用できる権利を買う」ということになり、「著作権を買う」ことではありません。
もうひとつ気をつけたい権利として、肖像権があります。肖像権とは、『生存している個人が本人の承諾なしに無断で写真等に撮られたり、それらを無断で公表されたり利用されたりすることのできないよう主張できる権利』です。
上記の写真の場合、顔が認識できる中央の4名の肖像権が発生します。PIXTAで販売している人物写真は、肖像権使用同意書(モデルリリース)を取得しているため、安心して利用することができます。
肖像権のより詳しい内容については、権利セミナーでお話しています。
実際にセミナーを開催してみて
今年の2月から定期的に開催するようになった権利セミナーですが、ありがたいことに、毎回多くの方にご参加いただいています。印象的だったのは、デザイン関係やメディア関係だけでなくメーカーや小売など幅広い業界の方が参加されていたことです。
参加の理由は、「営業資料に画像を入れたい」、「小売店の広告に使いたい」、「美容院のイメージ画像としてとして使いたい」など様々です。
お客様から「以前は何も意識せずに画像を利用していた。改めて見直します」、「権利を意識した画像を気軽に使えるストックフォトって便利ですね」というお声をいただくことも増え、画像の権利に対する意識が変わってきているなぁと感じます。
現在も定期的に弊社イベントスペースを使って開催しています。
また、お客様の会社に訪問して「出張権利セミナー」を行わせていただくこともあります。今後は、PIXTA権利セミナーの地方開催も予定しています。
詳しい情報については、〜安心して画像を使うために〜『PIXTA権利セミナー』 | ピクスタアンテナでお知らせする予定です。
ピクスタはセミナーを通じて、画像素材を安心して利用できる環境作りに、これからも取り組んでいきます!
(執筆:プラットフォーム本部 営業グループ 岡田幸洋 | 撮影:コンテンツ部CPG 矢島聖也)