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よろしく新オフィス!リモートワークで変わるオフィスの役割

 ピクスタは2021年2月8日、4年間過ごした東建インターナショナルビルに別れを告げ、そこからおよそ徒歩5分に位置するNBF渋谷イーストビルへと移転しました

 面積は約100坪。旧オフィスの3分の1の面積です。

 広々とした自慢の3号カフェで過ごした日々が早くも懐かしく寂しくなる……かと思いきや、めっちゃ快適! むしろワクワクが止まらん!!

 というわけで、ピクスタの新オフィスを紹介します。

新オフィスは東京タワーも望める見晴らしの良い眺望が魅力

 新オフィスは7階。8階はビル共用の屋上庭園になっているため、実質最上階です。

 その見晴らしの良いこと!

 オフィスに入った瞬間に感じる開放感はこの眺望のおかげもありそうです。

 でもそれだけではなさそう。オフィスの入り口にはお客様が待合いできる、いわゆるエントランスペースは設けておらず、入るとすぐにラウンジのようなフリースペースが広がる構造になっています。この造りも開放感ある空間演出に一役買っているに違いありません。

 たくさんのソファ席では、ゆったりお茶を飲みながらメンバー同士の会話も楽しめそうだし、出社したメンバーでちょっとミーティングやランチをするのも快適そう。

 カフェテーブルは繋げやすい正方形スタイルで、少人数はもちろん大人数でも対応可能な仕様です。約120名のピクスタメンバー全員が新オフィスに集い、一堂に会するにはスペースが足りないでしょうが、数十人ぐらいはワイワイ集まっても大丈夫そうなリッチな空間です。

 ピクスタには、それぞれの事業のパートナーというべき人たちのコミュニティがあります。

 PIXTAやSnapmartならクリエイター会員の皆様。fotowaならフォトグラファーの皆様。今はコロナ禍なのでリアルに集まるイベント開催は難しいですが、いずれコロナが落ち着いたら、少人数ずつでもまたパートナーの皆様をお招きできたらいいな、とも考えています。

フリーアドレスの20席はコミュニケーションの魔法だった

 ワークスペースは20席用意されています。 以前はひとりひとり固定席がありましたが、新オフィスでは完全フリーアドレス制。 前後左右共にソーシャルディスタンスが保てる適度な配置です。

 フリーアドレスにしたのは、コミュニケーション促進が目的。

 ピクスタはすでに「リモートワーク主体の働き方」へと移行しました。

 昨年4月に緊急事態宣言が出され、解除された6月以降も出社率は平均5〜6%程度。業務上必要に応じて出社するメンバーや、近所で工事が始まって騒音に悩んだメンバーが出社してみたり、たまにはリアルでコミュニケーションを取ろうと企画した部署が集まってみたり……。多くても10人程度ですが、顔ぶれは毎回少しずつ変わります。

 来るたびに隣り合うメンバーが変われば「久しぶり〜」と自然と声を掛け合うもの。「今日はどうしたの?」から始まる近況報告や久しぶりの雑談こそ、このフリーアドレスの狙いです。

 久しぶりのリアルコミュニケーションとフリーアドレスの相乗効果は、コミュニケーションの魔法。旧オフィスの約300坪の広々としたスペースも快適で雑談が生まれやすい環境でしたが、リモートワーク主体の働き方に移行後、多くても10人程度の出社人数では、300坪のオフィスは広すぎました。しかも固定席です。メンバーがぽつん、ぽつんと点在している状況では、話しかけるには遠い距離。

 その点、新オフィスのフリーアドレスの20席は適度な距離感で、集中するのにもちょっと話しかけるにも最適な距離だったのです!

 オフィスのほぼ中央に設置されたスタンディングテーブル兼ロッカーも、ちょっとした立ち話にも最適です。

 すでに出社したことがあるメンバーから人気なのが、窓側の席。

 目が疲れたら視線を窓の外へ。眼前に広がる渋谷の街並みの先には東京タワーも望めます。 たくさん光が入るので明るいのも魅力のひとつです。

リモートワーク主体だから今後も会議は基本オンライン

「リモートワーク主体の働き方」なので、ミーティングも基本はオンラインです。となると、必要なのは会議室ではなく、オンライン会議用に籠もれる個室です。

 新オフィスでは2つの個室を用意しました。

 ひとつは、完全に個人で使用するための小部屋。 もうひとつは、2人並んで座って籠もれる2人部屋です。 実際はここにモニターも配置しています。

 なぜ2人横並びかというと、オンラインイベントの配信をする際に配信メンバーが横並びでいられた方がやりやすいケースもあるからです。

 PIXTAでもfotowaでも、また社内コミュニケーションでもオンラインイベントは活発なピクスタ。この1年で様々なオンラインイベントをやってみたからこその設計です。

 もちろん、エンジニアのペアプロブースとしても活用できます。

 そうはいっても、たまにはオフィスに来客があるかもしれませんし、コロナが収束したらチーム単位でオフィスに集まって真面目に会議したり、ワイワイとディスカッションできるような部屋もあった方がいいよね? ということで、少し広めの会議室もひと部屋だけ設けました。ここなら、12名程度は入れます。

ビル共用の屋上庭園も開放感抜群!

 さて、ピクスタ専有スペースは以上ですが、なんといってもお楽しみはビル共有の屋上庭園(テラス)です。

 ピクスタが入る7階から1階エレベーターで上がると……

 すでに絨毯も壁も一面のグリーン!  ウッドデッキ風の階段を上がれば広がる真四角のテラス!

 ウッドデッキに腰掛けてコーヒーを飲みながらほっと一息つくのも気持ちよさそう。

 窓際はすべてカウンターテーブルになっていて、コンセントもついているのでちょっと気分転換にテラスでお仕事することもできます。

 中央に敷き詰められているのは人工芝ですが、座り心地は抜群。 青空の下で語らえば、開放的な気分に後押しされて素敵なアイディアも浮かぶかも?

 入り口から向かって左手には壁にフェイクグリーンが埋め込まれていて、緑豊かな空間に癒やされそう。ちょっとしたポートレート撮影にも使えそうな予感!

 平日限定で17時までしか使えませんが、青空と緑と木のぬくもりを感じられる、心地よい空間です。

 リモートワーク主体の働き方になったピクスタですが、オフィスに行きたくなる気持ちも十分高まる新オフィスでした。

フルリモートワークになってもオフィスって必要?

 さて、散々新オフィスを紹介してきてなんですが、ピクスタは2020年2月18日からリモートワークメインになっています。コロナ禍でとりあえずやってみよう的にスタートしたリモートワークも、緊急事態宣言を挟んで「やればできるじゃん」を実感してからは、もはや「在宅勤務”推奨”だから、オフィスに来てもいいんだよ?」と緩和したところで、誰も来やしない。

 都心を離れていくメンバーも多く、もはや混んでる電車にわざわざ乗って出社するのは面倒くさい。

 じゃあ、もうオフィスなんて要らなくない?

 でもピクスタは考えました。 オフィスとは「象徴」であると。

 リモートワークの快適さの反面、減少傾向にあるのが気軽な雑談と一体感や帰属意識。

「わたしたちにはあの場所がある」と思えることは、ピクスタメンバーとしての精神的にも物理的にも居場所となりえます。あそこに行けばメンバーの誰かに会える、何かあればオフィスに行こうと思えるのは、やはり安心感があります。

 ピクスタメンバーだけではありません。クリエイティブプラットフォームを手掛けるピクスタにとって、各事業のコミュニティの人々にとっても象徴は必要です。

 これまでもこれからも、コミュニティを大事にするピクスタにとって、社内外の垣根を低くしたオープンでフラットなコミュニケーション重視のピクスタらしい空間は、たとえリモートワーク主体になっても必要な場所なのです。

 だから、新オフィスのコンセプトも、旧オフィスに引き続き「コミュニケーション重視のオープンでフラットなピクスタの象徴的な場所」。

 コロナが収束し、ピクスタコミュニティの人々も、そしてメンバーたちも、時々和気あいあいと集っては、仕切りのない開放感あふれるフロアに談笑が聞こえてくる――そんな日を、待ち遠しく思っています。

 オンラインを軸としながらも、時にはみなさんと新オフィスでお会いできるのを楽しみにしています!

 

(執筆:経営企画部 広報グループ 小林順子/撮影:戦略人事部 鈴木瑞穂)