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業界No.1への道のりと、fotowaの次なる野望〜人々に幸せな選択を増やす〜

 2022年2月末で6周年を迎えた、家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa」。個人利用の出張撮影特化型のプラットフォームとしては後発だったにも関わらず、撮影件数は業界No.1(*1)となりました。

 fotowaはいかにして、業界最大手のポジションを獲得したのか。「まだまだ道半ば」というfotowa事業部長・李に、これまでの軌跡と今後の展望を聞きました。

後発ながら業界No.1になれた理由

── 先日、fotowaは6周年を迎え、撮影件数において家族向け出張撮影プラットフォーム業界No.1にもなりました。fotowa誕生前に、すでに複数の出張撮影プラットフォームが存在している「後発スタート」だったにも関わらず、どうして業界No.1に上りつめることができたと思いますか?

 本質的な価値を追求してきたからだと思います。サイトデザインや広告クリエイティブ、価格の設計など、表層的な部分だけではなく、愚直にユーザーの立場になって、ユーザーにとっての使いやすさやインサイトを考え抜いて「なぜそうするのか」を研究し、一気通貫してサービスを構成するひとつひとつに反映させてきました。

 fotowaに限らずですが、Webサービスは真似されやすく、特に価格やサイトデザインやクリエイティブなど「ユーザーの目に触れる部分」の模倣は容易です。でも、単なる模倣では「なぜそうしているのか」まではわかりません。

 fotowaは後発でしたが、その後にも複数の出張撮影サービスが出てきましたし、先発のサービスもおそらく互いに動向をウォッチする中で、参考にしたり対抗したりすることも少なからずあると思います。

 でもfotowaは、競合他社の良さそうな部分であっても、決して安易に追従せず、真摯にユーザーと向き合い「Why」を重ねます。だからこそ、fotowaが提供する価値はブレることなく、使いやすさや利便性が向上していく。そういう愚直で地道な積み重ねができるチームだからこその結果だと思います。

 

── ユーザーのための真摯な改善の積み重ねで選ばれるサービスに成長しているということですね。具体例として、いくつかどのようなことをしてきたか聞かせてください。

 たとえば、フォトグラファーを探す際の検索にナビタイムAPI(参考記事)を入れました。fotowaはマッチングサイトなので、マッチング精度が重要です。その精度を高めるために導入しました。

 ナビタイムAPI導入以前は、市区町村毎のマッチングをしていたんです。競合他社の多くもそうですね。でも、市区町村単位ならいいのかというと、居住地域や交通手段によって「行きやすさ」は異なりますよね。たとえば市の境目にいるなら、同じ市内よりも実は隣の市区町村の方が行きやすかったりしますし、複数の撮影案件を持つ場合は、自分の拠点起点だけでなく、1件目の撮影場所から次の撮影場所への移動時間で設定できた方が都合が良い。ユーザーも確実に来てもらえるフォトグラファーとマッチングできた方が良いので、より確実な移動時間や手段で設定できるように導入しました。

 他にも、フォトグラファーの登録面談で3段階審査を徹底していることもそのひとつです。

 fotowaでは、作品審査、面談、実技審査という3段階の審査を行っていて、面談と実技は必ず1対1でお会いしています。コロナ禍で対面で会いづらくなっても、そこは貫き通しました。

── コロナ禍でオンライン会議ツールも様々発展したことを考えると、非効率にも思えますが、1対1の対面方式にこだわり続ける理由はなんですか?

 fotowaはマッチングのシステムは提供しますが、ユーザーに撮影体験を提供するのはフォトグラファーです。その体験の質がfotowaの質につながるからです。

 価値観やサービス利用上のルールをすり合わせるだけなら、オンライン面談でも可能かもしれませんが、実際にユーザーが会った時にどういう印象を受ける方なのか、どんなお話の仕方をして、どんな風にお声がけしながら撮影していくのか、非言語の部分を含めてfotowaが「この方ならば」と信頼できる方にご登録いただきたい。それがfotowaの質につながりますし、ユーザーにfotowaの価値を届ける上で重要な部分だと思っています。

改めて問う「fotowaの価値」とは

── 繰り返し「fotowaの価値」という言葉が出てきましたが、改めて「fotowaの価値」とはなんでしょうか?

 2つあると思っています。ひとつは、ご家族の大事な一コマを、写真という成果物はもちろん、写真が手元に届くまでの一連の体験を忘れられない良い思い出として提供することです。

 写真は思い出をカタチにしたものです。写真が手元に届くまでのプロセスのどこかで不快なことがあれば、どれだけ素晴らしい写真が手に入っても、その写真を見て幸せな気持ちにはなれません。もしかしたら写真を見る度に「でも、あの時、こういう嫌な思いをしたんだよな」と眉間に皺が寄るようなものになってしまうかもしれません。

 ご家族にとって「写真を撮りたい」と思う時は、一生に一度の行事や記念日だったり「楽しくて幸せな時間」です。だからfotowaでフォトグラファーを探す時も、その後のコミュニケーション、撮影体験、写真の納品までを、その楽しくて幸せな時間に寄り添った良い思い出を一緒につくり、届けることがfotowaの価値だと思っています。

── 先程までの話に通じますね。もうひとつは?

 もうひとつは、世の中に選択肢を提供することです。

 写真スタジオ以外の方法で思い出を残すという選択肢、さまざまな作風の中から自分が好きな作風のフォトグラファーに依頼するという選択肢。どこかに所属するのでもなく強制されるのでもなく、自分のペースで働くという選択肢。いずれも、fotowaが提供しているものです。

 選択肢がない、あるいは、他に選択肢があるのに知らないということは、不幸なことだと思うんです。「ちょっと嫌だな」と思っていても、他に選べるものがなければ、不本意でもそれを使い続けるしかありません。それって、道が塞がっている状態ですよね。それを幸せなことだとは思えないんです。

── なんだか、人生にも当てはまりますね……。

 そうかもしれませんね(笑)。

 自分の親が厳しい人だったので、子どもの頃は親が敷いたレールを進むしかありませんでしたが、親元を離れて何もかもを自分で選択できるようになったら、何事も前向きに捉えられるようになったんです。自分で意思決定するということは、自己肯定感にもつながると思うんですよね。

 だからfotowaは、撮影場所も、撮影するフォトグラファーもユーザーが自由に選べて、選ぶ基準が価格に左右されないように設計しましたし、フォトグラファーに対しても自分らしい作風であることや、fotowaという場を提供することで働き方の自由を提供しているつもりです。

 その上で、ユーザーにもフォトグラファーにも「fotowaを選んで良かった」って思ってもらいたいと思っています。

3年で10倍の成長を目指すfotowaのこれから

── さて業界最大手にまで上り詰めたfotowaですが、せいさんが思い描いているfotowaの理想の姿と照らして、現在のfotowaはどういうフェーズですか?

 ようやく山を登りはじめたところ。1を10にするフェーズですね。

 子ども写真館市場は約700億円と言われていて、少子化にも関わらず微増トレンドを続けています。出張撮影という撮影手法が世の中に知られてきたのはまだまだ最近のことで、fotowaがその代名詞となって人々に出張撮影という選択肢を届けていければ、まだまだ伸びます。

 そのためには、見えてきたビジネスチャンスをいかにグロースさせ、スケール化させるかが肝です。

── そのために今後取り組もうと思っていることを、差し支えない範囲で教えてください。

 やることは、サービス改善と認知度向上に尽きます。

 fotowaが大事にしてきた愚直にユーザーに向き合う姿勢で、今まで以上に定性・定量の両側面から、顕在化しているさまざまな不便を解消すると共に、ユーザーのインサイトを考察し、仮説と検証を繰り返しながら、ユーザーとフォトグラファー双方にとってfotowaを選んだことが成功体験となるようにしていきたいと思います。

 そのためにfotowa運営チームのさらなる強化、特に一緒に事業を企画・推進していけるメンバーを積極的に仲間にしていきたいです。

── 成長の要は「人」ですか?

 はい。今のメンバーだからこそ、fotowaをここまで成長させられてきたし、これからも本質的な価値の追求をし続けられるメンバーです。ここから成長角度とスピードを上げていくためには、さらに多くの力が必要だと思っています。fotowaの売上規模を10倍以上にしたいという思いもありますから、fotowaの価値や想いに共感してくれて、「fotowaをグロースさせることにチャレンジしたい!」と思ってくれる人は、もう一緒にやりましょうと握手を交わしたいぐらいです(笑)。

── チームを強化し、さらにfotowaを成長させることが、人々に選択肢を広げることになりますしね! 今後の展開と成長を楽しみにしています。

 

\fotowaをグロースさせる仲間になりませんか?/

open.talentio.com

 

(インタビュー・執筆:経営企画部 広報グループ 小林順子 撮影:人事総務部 鈴木瑞穂)

*1:国内の個人利用を目的とした出張撮影を望む一般生活者と撮影スキルを持つフォトグラファーをマッチングさせることに特化したプラットフォーム型のサービスを指し、各社が公表している撮影件数を元に試算しています(2021年6月末時点/自社調べ)