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ピクスタに飛び込み7年、人事部長秋岡の退職によせて

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 2021年5月末で、「ピクスタの松岡修造」と呼ばれた戦略人事部長の秋岡が退職することになりました。
 ピクスタ在籍、約7年。
 ピクスタの激動期を共に歩んだ秋岡と代表・古俣が、7年の思い出を語り合い、40代で次のチャレンジへと向かう秋岡を送り出します。

ピクスタで過ごした7年を振り返る

――まずは、約7年間お疲れさまでした。この7年を振り返ってみていかがですか?

秋岡:色々あったなぁ(笑)。「これをやってやったぞ!」というよりも、理念を体現すると共に企業成長に資する組織づくりという方向性をぶらすことなく、少しずつ良くしてきたなと思います。

古俣:秋岡さんが入社した頃は、まだ組織規模も40人前後で、組織の急拡大に耐えきれずボロボロの状況でしたからね。

秋岡:たしかに、最初はそうでしたね。1番大変だったのは、入社してからの1年かもしれない。あの時は、理念もビジョンも掲げて躍進しようとしている時だったけれど、経営陣とメンバーが噛み合わなさすぎて、こんがらがっている状態でしたね。メンバーとも役員ともひとりひとりと面談してみたら、お互い「ピクスタを良くしたい!」と強く思っているのに噛み合っていないせいで双方が互いに「(経営陣には/メンバーには)分かってもらえない」と感じていたんですよね。

――そのこんがらがった状態から、どうやって立て直していったんですか?

秋岡:まず、経営陣の姿勢を正すところからでしたね。「より良くしたい」という想いはみんな同じだったから、メンバーにわかってもらえないという色眼鏡を外して、組織規模に合わせて伝わるべき情報がきちんと回っていくように整えていきました。全体会議で、毎回、古俣さんの口から会社の状況やそれに対する想いを伝える場をつくるとかね。

古俣:正直、話すのは得意じゃなかったから大変だと思ったけど(苦笑)。でも、必要性は理解できたので、毎回どういうことを伝えればよいのか悩みながらでしたね。秋岡さんの入社によって、経営陣の意識の変化が一番大きかったかもしれない。

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――組織が変わったと感じられたのはいつくらいでしたか?

古俣:秋岡さんが入ってから一年後ぐらいかな。2014年から上場前の2015年のあたり。

秋岡:それまで「一歩引いて様子をみている」タイプのメンバーたちが、積極的な姿勢を見せ始めてくれた時に、風向きが変わったなと思えましたね。

古俣:そう、活気づいてすごく順調だったのに、2018年にもう一度、組織の混乱が起きてしまって。それも構造自体は同じ。80人規模になって人数は増えているのに、見合うだけのマネジメント層になっていなかったから、適切なコミュニケーションがとれなくなって、不満が蓄積してしまったんだよね。

秋岡:あの時は辛かったですね。経験のあるマネジメント層がいなくて、若いメンバーがマネジメントしていく大変さがありましたよね。次のリーダー層もつくっていかないと、という話をずっとしていた中でのことでした。
私が水面下で個々に対応したことも色々あったけれど、それが他のメンバーには見えていないが故に出た不満もあって、知ってもらうことの大切さも痛感しました。全力でやってきた自負もあったから余計に、やっていることを否定された気持ちになってしまって。古俣さんにモヤモヤとした気持ちをぶつけたりもしましたね。

古俣:秋岡さんに甘えて、任せすぎてしまっていたことは大いに反省しました。幸い、上場後に入社したメンバーがマネジメント層に加わってくれて、徐々にだけれどリーダーが増えていったから、その時顕在化した、給与水準の問題や、経営方針やロードマップをわかりやすく伝えることを含めたコミュニケーション課題など、ひとつひとつに対応していくことで二度目の組織混乱も無事、乗り越えていけました。

秋岡:みんな、痛い目をみながら、成長していきましたよね。

――山あり、谷ありですね。

古俣:ですね。社内コミュニケーションイベントに変化が起きたのも秋岡さんが入ってからですよね。PIXTA CAMPとか印象深くて、毎年楽しかったです。

秋岡:毎年、やりきろうと思って取り組んでましたからね(笑)。

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道は分かつとも、これからの挑戦について

――そうして迎えた2021年。上場して5年が過ぎ、上場を機に開始した事業や投資したものに、ある程度の結果が出始めてきて転換期を迎えているピクスタですが、その矢先に、ピクスタから離れて次のステージを目指そうと思った背景にはどんなことがありましたか?

秋岡:転換期だからこそですね。もともと、自分のキャリアや働く上で大事にしている価値観に「人がより良くなる」という軸があって、だからこそピクスタの「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」という理念は、自分の軸とも重なって、本当に今でも好きだし共感していて、だからこそ全力で取り組んできました。

 一方で、個人的な話になりますが、40歳を過ぎた頃から改めて「これからどう生きるべきか」を考える機会が増えました。人生100年時代と言われている中で、働く人生はあと20〜30年は続くと考えると、ちょうど折返し地点です。そういう「転換期」にピクスタと自分の人生が交差したのが今でした。

 厳密に言えば、昨年から考えていたことではあったんですが、コロナ禍に陥り、変化適応に必死でそれどころではなかったんです。でも、リモートワークも定着して、オフィス移転も終わって一区切りつくと、ふと、考えていた「次への挑戦」、「人がより良くなる」という自分の根幹にあるテーマにもっとダイレクトに携わりたいという気持ちが抑えられなくなりました。それでも、ものすごく悩んで、古俣さんにも人生相談させていただきました。

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――その時、古俣さんはどう対応されたんですか?

古俣:ショックではなかったというと嘘になるけど、フラットに聴くことを心がけました。ピクスタの立場は一旦横において、秋岡さんの立場になって考えて「確かに、それはわかります」と。僕のポリシーは、会社よりも個人の人生のほうが圧倒的に大事だと思っていて。会社は何度でもやり直しができるけど、個人の人生は1回きりだから、圧倒的に「個人の人生をよりよくする」ことの方が大事なんですよね。

秋岡:古俣さんは、昔からそう言ってますよね。基本スタンスがそうだから、組織やカルチャーにもそれが反映されているし、そのスタンスこそがピクスタの理念にも通じていると思います。

古俣:個人の自己実現が一番大事。それあっての企業の成長だからね。

――結果的に、古俣さんにも背中を押された形で次への挑戦に向かうことに決めたんですね。さて、ピクスタも秋岡さんも「転換期」に差し掛かったという話がありました。ピクスタは今、どのような転換期を迎えているか、改めて教えてもらえますか?

古俣:組織面では、昨年からリモートワークになって、働く環境が大きく変化したこともあってメンバーのメンタルヘルスには気を配らなければならないと感じています。会社も複数事業になって、今後も、理念に則した新しい事業を小さく始めて大きく育て、仮説を持って検証していくための組織体制や人材要件を、メンバーの意識変化も含めてアップデートしていくことが必要だと思っています。

 新たな採用ももちろんだけど、今のメンバーの中にも、事業を率いることができる人材はいると思っています。ただ機会がなかったり、自分でも気づいていないところもあるんじゃないかなと。既存メンバーにもチャレンジしてもらいたいし、新しくピクスタにジョインする人にも、そういう面を重視していく可能性はあると思います。

秋岡:古俣さんは、人の得意なところをみて、活かせる機会や配置を作るのが好きだし得意ですよね。

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互いへ贈るエールの言葉

――最後に、双方エールのメッセージをお願いします。

古俣:秋岡さんには、ボロボロだった組織を短期間で立て直してもらいました。おかげで上場もできました。この7年間で人事評価制度や組織構造、リーダーの階層づくりなど、いろいろなものを作ってくれて、一緒に試行錯誤しながら、うまくいったことも、そうでなかったこともありますが、100名体制の強くしなやかな組織を作り上げることができたのは、秋岡さんのおかげです。

入社直後に経営陣にダメ出ししてくれたことからもわかるとおり、秋岡さんには、筋を通すことに対して誰よりも真摯さがあると思います。これから個人としても、そして次の挑戦の場でもステージを上げる活躍を期待しています。僕たちも秋岡さんに負けないように進化していけたらと思います。これからも定期的に接点を持ちながら、お互いの学びを共有し合って刺激しあえたらと思います。

秋岡:ありがとうございます。ピクスタに入って、いろいろなチャレンジをさせてもらったことは、自分の人生の大きな転換点になりました。古俣さんに機会をつくってもらったし、そこに貢献しながら恩返しをしたいと思って取り組んできました。それが自分の地力になったと感じています。

 また、ピクスタも地力のある会社だと思います。リーダー層も分厚くなって、コトに向き合える力は蓄えてきているので、飛躍の準備はできていると感じています。これから、蓄えてきた熱意や意思を発揮して、次の飛躍をみられることを信じています。

――今後は活躍の場は違えど、互いに切磋琢磨できる関係を続けていけることを願っています。ありがとうございました。

 

(執筆:経営企画部 広報グループ 小林 順子)