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【PIXTA】Webディレクターの役割・仕事とは?

f:id:pixtablog:20200507174808j:plain 先日のfotowaのWebディレクターの仕事紹介記事では、fotowaのWebディレクターの役割や夢についてお伝えしました。今回、PIXTAのWebディレクターをつとめるUX推進部長・椙浦に、具体的な仕事内容や、やりがいに感じることを聞いてみました。

 4月1日から原則在宅勤務となり、普段のようにインタビュー写真を撮影することが難しい状況ですが、PIXTAの様々なクリエイターによるデジタル素材を用いてお伝えします。

改めてPIXTAのご紹介

 PIXTAは、自作の写真やイラスト、動画、音楽などを販売したいクリエイター(販売者)と、広告や資料などのクリエイティブ制作に素材を必要としているカスタマー(購入者)をつなげる、日本最大級のクリエイティブ・プラットフォームです。クリエイターは32万人以上登録しており、つい先日、デジタル素材点数は5,000万点を突破しました。

 Webディレクターは、クリエイターとカスタマーがはやく快適にマッチングできるよう、サイト改善を行っています。 

どんなふうに仕事をしているか

ーーPIXTAではWebディレクターはどんな仕事をしていますか?

 PIXTA(日本語サイト)では、プロジェクトごとにいくつかのチームに分かれており、現在、Webディレクター2名のうち1名・長屋は購入者が使うサイト改善を担当し、私・椙浦はクリエイターが使うサイト改善チームに所属しています。

 そこで、主に「データ分析からの施策立案」と、「開発ディレクション」を担当しています。

 「データ分析からの施策立案」とはその通り、アクセスログ(サイトへの通信記録)などのデータを元に、前日までの売上を確認したり、当月の売上の見立てを立てて、それによって仮説を立て、施策を考えます。

 「開発ディレクション」は、施策を実行に移すフェーズです。fotowaと同様、PIXTAでもアジャイル開発(スクラム)*を導入していて、毎週金曜日のプランニングミーティングで、翌週に取り組むタスクや優先度を決めます。そして、日々のデイリーミーティングで、チームで開発やデザインの進捗を確認・調整する、というスタイルをとっています。

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ーーオフィスではよく、ホワイトボードの前で拍手が起きたり、議論しているのを耳にします。

 はい、新メンバーが初めてのチケット(タスク)を終わらせたときなどに、チームの皆で拍手しています。

 サイト改善は継続的なものなので「アジャイル開発(スクラム)」をしていますが、増税対応など、リリース日がはっきりと決まっているものについては、PIXTAの開発をしているチームから数人が出てプロジェクトチームを作り、ゴールからスケジュールを逆算する「ウォーターフォール開発」とよばれるスタイルで進めています。

 また、サイト改善に関わる業務と並行して、社内の他部署からの依頼に答える役割も担っています。例えば、サイト上でのトラブルがあるという問合せがあった際に確認したり、ユーザーの行動変化を探るためのデータ出しやコーポレートサイトの修正を依頼されることもあり、業務が多岐にわたるため、優先度をつけて取り組んでいくことが重要です。

PIXTAのWebディレクターならではの面白さ

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ーーPIXTAでWebディレクターを担当するやりがいは、どんなところにあると思いますか?

 データに基づいてPDCAを回せるという事業会社ならではのやりがいに加え、日本最大級の規模のサービスサイトで、クリエイター(販売者)とカスタマー(購入者)との両方を見られるのは面白いんじゃないでしょうか。

 開発もすべて内製だからこそ、どうすれば、購入しやすくなるのか? どうやったらクリエイターにコンテンツを提供してもらいやすくなるのか? と仕組みから自分たちで考えて実装できるので、自分たち次第ですよね。

 サイト規模に対してディレクターの人数も少ない(プロデューサーやアシスタントはいない)ので、分業しすぎず幅広く裁量を持てる点もやりがいに直結しますね。

ーー会社の売り上げの9割を占めているプロダクトを担うことに、プレッシャーを感じますか?

 プレッシャーは大きいですね。もう慣れましたけどね(笑)。

 PIXTAは、これまで色々な改善をしてきて、そこまで「悪い」サイトじゃないからこそ、ここまで大きくなっていると思うんです。逆に、改善したからといって、一手で爆発的に飛躍する! というわけではない。できる限り費用対効果の高い改善箇所を見つけるのは難しいです。

ーーそれは......、どんなときに面白いと感じますか?

 そうですね。新規の機能・サービス開発などでない限り、地味に見えるかもしれません。

 私自身のやりがいは立てた仮説通りにいっていることが分かったり、仮説を発展させたらどういうことが言えるのか? と考えるときが一番楽しいですね。仮説通りにいかないことがほとんどですが。また立ち戻って修正して、仮説検証のサイクルを繰り返すんです。それが楽しいのかって? ディレクターのさがですね(笑)。

 数字が示しているものは何かを読み解いて、それを機能やUI改善に落とし込みます。こうなったらユーザーは喜んでくれるんじゃないか? と仮説を作る。全体の1%のユーザーが喜んでくれてもかなりの数になりますから。それを積み重ねていくんです。 

世界一のサービスになるにはまだまだ道半ば

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ーー約14年続くサービスで、もう改善することはないのでは? と思われそうですが、実際はどうですか?

 課題がなくなることはないですね。むしろ、大きく夢を描けば描くほど、課題が見つかります。例を挙げるだけでも4つほどあります。

①フリーワード(キーワード)検索をする人が多い
 PIXTAでは、いろいろな検索方法(レコメンド・類似素材からの検索、ランキングや画像検索など)を用意していますが、その中でフリーワード検索が圧倒的に多いことを課題だと思っています。
 カスタマーがほしいものは頭の中にイメージしたものですよね。フリーワード検索だと、イメージを言語化できないと欲しい素材を探せませんが、言葉に置き換える際に、イメージが変化・劣化してしまいます。直感的に、ユーザーが欲しい素材にたどり着けるようにしたいです。

②広告効果のナレッジが少ない
 広告業界のカスタマー(購入者)が多いのですが、PIXTAから、どんな素材が広告効果が高いのかを提案できていない、というのを課題だと思っています。
 クリエイターに対しては、どのような素材が売れやすいかという情報提供はできていますが、カスタマーに対しての購入の動機付けがないので、客観的なデータとともに素材を提供できるようにしたいと思っています。

③多くのカスタマーをファン化できていない
 今でもPIXTAを贔屓に使ってくださる方はたくさんいらっしゃいます。しかし、まだまだ、価格以外でPIXTAを選んでいるカスタマーが少ないのではないか。他のサイトとの価格比較ではなく、機能面やデザインなどサイト上で良い体験をしてもらうことで、PIXTA「で」良いではなく、PIXTA「が」良い、と思うカスタマーを増やしたいですね。

④広告制作においてワンストップなサービスになりたい
 素材選び、画像加工、広告出稿、効果計測などの広告制作のプロセスを考えると、PIXTAはその中で極めて限定的にしか価値を提供できていないですよね。一つのサービスでなんでもできるようになれば......と思います。

それでも夢を描き続ける

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ーーその後、「世界一のディレクターになる」という夢は変わらないですか?

 変わらないですし、なかなか近づかないですね......。

 まずは日本の、どんな世代のどんな人でも、写真を撮ったりイラストを描いたら、PIXTAに投稿するという行動を当たり前にしたいです。バックグラウンドが違えば作品のテイストや表現が異なるので、そうなるとカスタマーそれぞれの目的に合わせて使えるような、幅広い品揃えが生まれると思います。

 今は、古俣がPIXTAを構想した2005年からずっと、「誰もがクリエイターになれる」時代が加速していますよね。

 とはいえ、世界一のサービス、世界一のディレクターになるにはまだまだ道半ばで、一人では辿りつけない場所なので、仲間とともに実現したいです。 

 PIXTAではWebディレクターを募集しています!

open.talentio.com

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*ソフトウェア開発における反復的で漸進的なアジャイルソフトウェア開発手法の1つ

(インタビュー・執筆:戦略人事部 採用担当 鈴木 瑞穂)