佐藤 友信(Tomonobu Sato)
開発部 fotowaチーム 所属
システム開発会社勤務を経て、2006年9月、株式会社オンボード(現・ピクスタ株式会社)に入社。PIXTAの基盤作りに約4年間貢献し、2010年に退職。その後、大手webサービス企業でのコミュニティECサイト開発、スタートアップでのフリーマーケットサービス開発を経て、2018年10月、ピクスタに再び入社。現在はfotowaでエンジニアチームリーダーを務める。
昨年10月、ピクスタ創業期を支えたエンジニアがピクスタに戻ってくるという、嬉しい入社事例がありました。張本人である、fotowaの佐藤に話を聞いてみました。
自社サービスの開発がしたくてピクスタへ
ーー佐藤さんが最初にピクスタに入社した当時のことを教えてください。
2006年ですね。その頃は20代前半で、自社サービスの開発をしたかったんです。代表・古俣からスカウトメールを受け取り、PIXTAがリリースされて間もない時期に入社しました。宮前(現mecelo責任者)や小張(現PIXTA VIETNAM代表)らとともに、PIXTAの開発を進めていました。
ピクスタ2006〜2010年の歴史を解説
2006年5月にPIXTAをリリース。当初は写真素材のみの受け入れ・販売だったが、2007年からイラスト素材の販売も開始。2008年、リーマンショックが起こり、メディアでの副業特集の影響で、徐々に露出され始めた。企業の広告費削減の影響により素材利用者(顧客)が増加。2009年、社名を株式会社オンボードからピクスタ株式会社へ変更。リリース後3年をかけ、事業が軌道に乗り始めた。2010年には動画素材の販売を開始。初期から参画していた内田・遠藤が常勤役員となった。
ピクスタを去ったあと
———2010年、PIXTAが軌道に乗ってきたタイミングで一度退職されましたね。
もっと大規模なサービス開発に携わってみたいと思い、国内最大級のSNSを運営していた企業に入社し、コミュニティ型ECサイトの開発を行いました。その後、知り合いが所属するベンチャー企業に転職し、フリマアプリの開発を5年ほどやっていました。振り返ると、何だかんだ、新規事業にずっと携わってきましたね。
ピクスタ2010〜2018年の歴史を解説
PIXTA事業は順調に売り上げを伸ばし、2015年にマザーズ上場。それまで国内PIXTAだけだった事業は海外に広がり、Snapmartの買収や、新規事業fotowaのリリースなど、事業は急速に多角化。組織規模も80人程度にまで急拡大した。
———ピクスタを辞めてからも古俣と連絡を取っていたとか。
古俣や宮前や遠藤とは、半年ごとにご飯に行く仲でした。いつも、「それでさ、佐藤くんはいつ戻ってくるの?」と言われ続けていましたね。冗談だと思ってずっとかわしていましたが(笑)。
転職先で順調にエンジニアやチームリーダーとして仕事をしていましたが、2017年の冬、大きな組織変更があったことをきっかけに、今後のキャリアを考える上で、かつての仲間に相談してみようと思い、古俣と遠藤に相談しに行きました。そして、ピクスタの状況や新規事業fotowaの話を聞くうちに、自分がやりたいことはこれなんじゃないか、と思えてきたんです。
古俣らには、「自分たちは佐藤くんがどんな人かを知っていて、また働きたいと思っているけど、客観的な意見も聞きたいから、社内のメンバーにも会ってほしい」と言われて、開発部長の星や人事部長の秋岡、fotowa責任者の李などに会いました。
ピクスタは上場もして、会社も大きくなっていたので当たり前ですけど、人の面からみても「ちゃんとした会社」になっているな、という印象を受けましたね。
——最終的にピクスタへ転職する決め手になったのは?
僕は、人の生活を豊かにするサービスに携わりたいと思っていて。今までのキャリアを振り返っても、サービスを通じて人の生活を物質的・精神的に豊かにしてきたなと思うんです。fotowaがやろうとしている「出張撮影を当たり前にする」ことは、人々の生活や文化をより豊かにするもので、共感しましたし、ナンバーワンになれるサービスだとも思いました。
——以前勤めていた会社に「出戻り」することに抵抗はなかったですか?
なかったです。会社が大きくなっていて、8年前に辞めたときとは全く別の状況になっていると認識していたので、前の会社に戻るというイメージはなかったんですよね。
——編集部では、振った恋人の元に戻るようなことでは? と盛り上がっていたんですが。
それほどの感覚はないですね(笑)。
今後について
ーー入社1年経って会社に対して何か思うことはありますか。
お世辞なしで、当初のピクスタから変な風に変わってしまったところはなくて、古俣や遠藤の人柄も変わっていないんですよね。それはすごく良いなと思っています。いまは当時より福利厚生も充実していて、裁量労働制で本当に働きやすいですし。毎日9時に来て18時に帰ってジムに行っています。
それに、実際fotowaに入ってみたら、こんなに良いレビューばかりのサービスがあるのか...というくらい、毎日喜びの声が届き、モチベーションになっています。
ーー今後やっていきたいことはありますか?
出張撮影はまだ世の中に根付いていないので、文化にしていきたいと思っています。サービスのため、チームのためになるのであれば、何でもしますよ。街に出てビラ配りするのでも、fotowaのためになるのであればやります! でもエンジニアとしての自分が一番貢献できるので、開発を進めていきたいと思います。
(インタビュー・執筆・撮影:戦略人事部 採用担当 鈴木 瑞穂)