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【社員インタビュー】ピクスタ初の男性育休取得メンバーが伝えたいこと

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菊池 努(Tsutomu Kikuchi)

プラットフォーム推進本部 開発部 インフラチーム

 某SIerで金融系システムの開発者としてキャリアをスタート、その後Web業界に転職しいくつかの会社で開発・インフラエンジニアを経験し、2016年12月にピクスタ入社。2019年2月現在、プラットフォーム推進本部開発部インフラチームに所属し、インフラ・情報システムを担当している。

 2018年8月から2ヶ月間、育児休業(※注1)を取得したインフラエンジニア・菊池。
 ピクスタでは、女性の産休・育休取得率は100%、復帰もほぼ全員(大学院進学のため退職したメンバーを除く)ですが、今回、彼が初めて育休を取得する男性メンバーとなりました。

 家庭を持ちながら働くメンバーが多いピクスタでは抵抗は少なかったといいますが、実際、育休を取得するにあたっての困難や不安はなかったか、聞いてみました。

育児休業は取ろうと決めていた

 ーーお子さんの誕生、おめでとうございます! あっという間に生後半年ですね。育休を取られた経緯を聞かせてください。

 ありがとうございます。最近は寝返りするようになりましたよ。
 育休は以前からとろうと思っていました。初めての子どもでしたし、生まれてすぐの1、2ヶ月くらい、会社を休んで家族と一緒にいてもいいんじゃないか、と思っていたんです。また、できるだけ夫婦で子育てをしたいという妻の希望もありました。

 ーーそうだったんですね。休業期間を2ヶ月にした理由は何かありましたか?

 2ヶ月とるか、3ヶ月とるかで迷っていたのですが、妻の産じょく期(産後6〜8週間)はサポートして、その後は妻が日中にある程度動けるようになるだろう...という想定を持っていました。

 賃金の67%が支給される「育児休業給付金」(※注2)を申請していましたが、多少なりとも収入が減ることになるので経済的な理由で2ヶ月にした、というのもあります。最終的に、妻が「2ヶ月で大丈夫じゃない?」と言ってくれたので2ヶ月の休業にしました。

 もちろん、もっと長く休めるならその方が良いと思いますが、2ヶ月にしたことは結果的に仕事と家庭とのバランスという意味でも良かったなと思っています。

日頃から休んでも良い状況をつくっておく

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 ーー育休に入る前の仕事の引き継ぎはスムーズにいきましたか?

 引き継ぎに関しては、特別に準備したものはありませんでした。なぜなら、インフラチームって少人数で複数のサービス・システムを見ているので、何かについて誰かしか分からないという状態はよくないんです。なので、日頃から少しずつドキュメント(手順書)を作っていました。ある意味、いつでも休める状態でした。

 生後1週間後から休みましたが、その1週間のうちに、ドキュメントを若干アップデートしてチームメンバーに伝えました。他のメンバーもお子さんがいるため理解があり、「良いですね! 満喫してきてください!」と快く送り出してくれました。インフラチームは皆ベテランで、信頼関係も強固だったので、ラッキーだったと思います。

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全社メンバーが所属するチャットでも温かいムードができていました。

 ーー普段からの準備とチームワークで、安心して育休取得ができたんですね。育休中は仕事のことは気にならなかったですか?

 特に最初の1ヶ月は仕事のことを考える余裕はなかったです。チャットで労務担当と手続きに関してやりとりしていたくらい。2ヶ月目もチャットを流し読みするくらいでした。

 1ヶ月目は、とにかく妻の体力が低下している時期なので、家事は何でもやりました。料理は苦手でしたが、ミールキットなどを使って工夫していました。2ヶ月目になると妻も回復してきて、家事・育児を二人でやるようになりました。夜泣きでぐっすり眠れない日々が続きましたが、子どもの生活や睡眠のリズムが日々変わることが、成長が感じられておもしろかったですね。

 1ヶ月目はほとんど家の中で過ごしていたんですが、2ヶ月目には、子どもと外に出かけました。家族の行動範囲が広がるという意味でも、奥さんのサポートという意味でも、土日だけでなく平日にも一緒に行動できたのは良かったです。

実際に育休を取得してみて

 ーー日本の男性の育休取得率は年々増えているものの、まだまだ低い状況です(注3: 平成29年度で5.14%)。そういったことを感じた瞬間はありましたか?

 妻が区主催の「プレママ教室」に参加したときのことなんですが、里帰り出産をせず夫が育休をとることを話すと、周りには驚かれたようです。私が出生届を区役所に提出しに行ったときも、役所の方に「そんな会社があるんですね」と驚かれました。もっともっと育休を取得しやすい会社が増え、取得する男性も増えるといいなと思います。

 ーーそうですよね。復帰するときはどうでしたか? 不安や変化はありましたか。

 ブランクというと大げさですが、仕事に戻るときには多少不安がありました。復帰したら、社内に新メンバーが増えていて、浦島太郎的な気分になりました(笑)。

 復帰後は、より朝型の働き方になりました。帰宅後に自分が子供をお風呂に入れたりするので、以前より1、2時間早めに出社し、その分早めに退社するようにしています。裁量労働制なのでかなり柔軟に働くことができています。

 一番大きな変化としては、子どもが生まれたことで、子供の今後の成長に重ねて自分自身の将来のキャリアについて考えたりするようになったことですね。

育休のことを知って、ぜひ取ってほしい

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お宮参りで初めて自社で運営する出張撮影プラットフォーム「fotowa」を使いました。お願いしたフォトグラファーさんはすでにfotowaで出張撮影に慣れていらっしゃり、安心して任せられました。

fotowa.com

  ーーいま振り返ってみて、育休を取得して良かったですか?

 大変でしたが良かったです。子どもが生まれてからの2ヶ月を一緒にいられたことは、かけがえのない体験になりました。また、子育てが人ごとのようにならなかったことや、奥さんを助けてあげられたことも良かったです。

 第一子だったので、生まれる前は、何をすれば良いのか、ちゃんとできるのか不安でしたが、実際子どもが生まれると、「こういうものなんだ」と、新しいことを学ぶときのような気持ちになりました。

 ーー子どもが生まれる男性メンバーへ伝えたいことはありますか?

 まずは育休について調べてみて、取得を検討してもらいたいなと思います。いわゆる育児休業の制度は各企業が独自に作る制度ではなく、国の法律に基づいた制度です。休業中は会社からの給与はストップしますが(会社によっては支給がある場合も)、後で申請することによって雇用保険から給付金の支給を受けることができます。

 私もそうでしたが、この辺りのことを知らない方は多いと思います。「長期間休んでおきながら、その間も給料または給付をもらうのは申し訳ない」と誤解している方もいるんじゃないでしょうか。2人目以降の場合など、里帰り出産も難しく旦那さんの助けが必要なご家庭もあると思います。そういった場合に特に取得を検討してもらいたいですね。

 実際に育休をとれるかどうかはチームや業務の状況にもよると思いますが、日頃から、仕事を属人化させない仕組みやチーム作りをしておくことで、より休みやすい状況を作れるのではないでしょうか。

 ピクスタでは、福利厚生として、出産お祝い金に加え、子ども手当(本人または配偶者の扶養の18歳までの子ども1人につき月1万支給)を支給しています。
 また、加入する関東ITソフトウェア健康保険組合からも、家族出産育児一時金・家族出産育児付加金が支給されます。

 
注1:育児休業制度とは、育児・介護休業法に定められた両立支援制度。ピクスタでは、生後1歳未満(保育所の入所が出来なかった場合等は2歳まで延長可能)の子を育てる正社員・契約社員・アルバイトメンバー(労使協定等で定める一定要件はあり)が申し出た場合は、その子が満1歳に達するまで(保育所の入所が出来なかった場合等は最大2歳まで延長可能)、育児休業をすることができる。

注2:「育児休業給付金」とは、育児休業期間中、賃金が支払われないなど一定の要件を満たす場合に、休業開始時賃金の67%(休業開始から6ヶ月経過後は50%)が雇用保険から支給される給付金のこと。

注3:内閣府男女共同参画局『「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」の取組について』より


(聞き手、執筆:戦略人事部 採用担当 鈴木瑞穂|撮影:コンテンツ部 ディレクター 矢島聖也)