ピクスタ+(プラス)| ピクスタの見えないトコまで知るメディア(ピクスタ株式会社公式企業ブログ)

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【社員インタビュー】働くママが実現するキャリアと育児と働き方

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本澤 仁美(Hitomi Honzawa)

コーポレート本部 管理部 経理担当

 新卒で入ったインターネット広告会社でサポート業務、経理経験を経て、2012年5月に経理担当としてピクスタに入社。2015年9月のマザーズ上場を陰から支え、2016年に第一子を授かり産休・育休を取得。2017年5月に職場復帰し、現在は愛娘を育てながら、主に子会社の月次決算業務、振込等の経理業務を担当するワーキングマザーとして活躍している。

 2015年ピクスタのマザーズ上場を陰から支え、その後、産休・育休を取得し、約1年後に復帰して、育児と仕事の両立に励んている本澤。ライフステージの変化と共に揺れ動いた働き方とキャリアについてを等身大で語ってもらいました。


偶然開けた「経理」のキャリアで自分を活かしたい

 ――本澤さんは、ずっと経理畑でキャリアを積んできたんですか?

 キャリアのスタートはユーザーサポートでした。新卒で入社したITベンチャー企業で、1年半程経って「ずっと、このままでいいのかな」と、漠然とキャリアへの不安が芽生えてきたタイミングで、「経理部門に欠員が出るからやってみないか」と誘われて経理を担当するようになりました。だから、経理になったのは偶然だったんです。簿記の資格も仕事をするようになってから取得しました。

 入社して3年が経って、他の世界を知りたくなって転職を考えた時も、経理という職に強いこだわりはなかったんですが、自分が今持っている力を活かしたいとは思っていたので、必然的に経理を軸に転職活動をしました。

 ピクスタに決めたのは「社風」が気に入ったからです。いろんな企業を受けてみて、自分が1番リラックスして、言いたいことを言えたのがピクスタだったんです。

 ――当時は、働く自分のなりたい姿とか、やりたいこととか、キャリアについてはどんな風に考えていましたか?

 当時はまだピクスタも30人規模ぐらいで、経理担当も先輩1名とわたしの2名体制だったんですが、「いずれはマネジメント的なことも経験を積めたらいいな」と考えていました。

 でも、言われたことだけをやるような環境でもなかったし、入社して1年半後には海外に拠点ができて、上場準備もはじまり、4年目で上場と、着実に新しい経験を積めていたので、すぐにマネジメント経験がしたいというよりも、企業の成長に合わせて自分も成長ステップを踏んでいきたいと思っていました。

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自分の居場所はあるのか考えた産休前の不安

 ――そんな成長フェーズの最中に、めでたくご懐妊されて、これからのキャリアや働き方も含めていろいろな考えがよぎったんじゃないかなと思います。ぶっちゃけ、当時、どんなことを考えてましたか?

 子どもができたとわかった時は、純粋に嬉しかったです。不安になったのは、むしろその後です。なにせ経理は2人体制でしたから、わたしが産休に入ったら、先輩に負担をかけてしまうのが申し訳ないなという思いはありました。

 一方で、「産休・育休後にわたしの席はあるんだろうか?」という不安もよぎりました。会社に妊娠を報告すると、当然ですが「新しい人の採用を考えないとね」という話になります。それはそれで、「わたしよりすごいキャリアの人が入ってきたら、太刀打ちできないんじゃないか」っていう不安も芽生えたりしました。

 でも、先輩も上司も他のメンバーも、みんな産休に入る前から「絶対戻ってきてね!」って、すごく言ってくれていたので、そこまで深刻な不安感はありませんでした。

 ――そして2016年7月頃から翌2017年4月まで産休・育休を取得されて、無事、元気な娘さんをご出産されました。産休中は仕事についてどんな風に考えていましたか?

 産休に入って産むまでは、それほどやることもないので(笑)、会社のチャット(ピクスタの社内コミュニケーションツール「チャットワーク」)みて、質問に答えたりしていて、全然、仕事モードが抜けなかったです。でも、出産して1〜2ヶ月は全然余裕がないので、逆に仕事のことなんてさっぱり頭にありませんでした(笑)。

 生後3ヶ月ぐらい経って、ようやく子どもといる生活に慣れてくると、「そういえば、どうしてるかな?」という感じで、また会社のチャットをのぞいてみるようになりました。

 そしたら「わたしが知らないところで、会社がこんなに動いている!」と思ってびっくりして。新しい事業の子会社はできているし、韓国にも拠点が増えているし、知らない人も増えてて「誰!?」ってなりましたし(笑)。

 ――たしかに、本澤さんが産休に入っていた時期は、ピクスタが結構激しく動いた時期でした。

 おかげで、完全に浦島太郎です。オフィスも移転してるし(笑)。

 ――オフィス移転も2016年末でしたね。

「なんだこの広いオフィス!」って思いました(笑)。

 1年も休んでいないのに、会社ってこんなに変わるんだなぁって思いました。

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自分にはパワフルなワーママの働き方は無理だと思った

 ――チャットをみているだけで浦島太郎状態では、復職するにあたって、不安になりませんでしたか?

 うーん……そうですね。会社の変化もそうでしたが、どちらかというと「働き方」ですかね。正直、自分には無理じゃないかなって思ったんですよ。

 1月末ぐらいに保育園に入園できることが決まって、5月に復職できる目処がたつと、子どもと離れることの方が寂しくなって「生まれてから半年ちょっとの、こんなに小さな子を置いて仕事をするのか」って思ってしまって。それに、近くに親が住んでいるわけでもなかったし、育児だけでも大変なのに、プラスオンで仕事をするってどういうことなんだろう? って全然自信なかったです。

 ピクスタには、すでにママ社員たちがいて、自分に子どもができる前から彼女たちのパワフルな働き方をみていて「この時間に来て、この時間に帰って、お迎えに行って、ごはんも作るの? 本当にすごいな、自分には無理だなぁ」って思っていたんです。それで仕事の成果も出して、会社でも頼られる存在になっていて、本当にすごいなって。

 ――わかります。わたしも、常々思います。

 だから、最初は週5で働くのも無理だと思っていたし、頑張って正社員でガッツリ働かなくてもいいんじゃないかって考えました。正社員として復職するのではなく、契約社員になるのがいいんじゃないかって。

 でも、子どもが大きくなって自分が「働きたい」と思った時に、「あの時、フルで働いていればよかったな」って後悔しそうな気もしたんです。それだったら、ダメ元で1回、正社員として復職してみて、無理そうだったらその時考えようって。

 それで、ピクスタの「時短勤務制度」を利用して9時〜17時の正社員勤務というスタイルで、元の管理部経理担当として復職しました。

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「気軽さ」と「理解ある空気」に救われた

 ――実際、復職してどうでしたか?

 いやぁ、大変でした(笑)。最初は、家事も育児も仕事もすごいタイムスケジュールを組んでやっていたんですよ。でも、途中で「もう無理! 眠いし!!」ってパンクしそうになって、諦めることにしました(笑)。

「これは今日じゃなくてもいいや」とか「週末で大丈夫」って、家事も育児も仕事も、省けるものは省いていって、バランスをとっていくようになりました。きっちり全部をやるんじゃなくて、本当に大切なことだけをやるようにしたんです。「子どものタイムスケジュールで、完璧に」を辞めて「まぁ、いっか」を良い意味で増やしていった感じです。

 仕事は9時から17時までしっかりやる。それ以外の自分の時間の持ち方は、この1年ぐらいで試行錯誤しながら身につけていっています。

 おかげで今は、「仕事をしている自分」がいる分、「子育てしている自分」だけの時よりもストレスは少ないと思います。

 ――聞きにくい質問ですが……子どもが小さいうちはよく熱も出すし、保育園からの突然の呼び出しもあるし、必然的なお休みや早退も起きますよね。世の働くママたちからは「申し訳なさを感じてつらい」という声を聞くことがありますが、ピクスタでもやっぱり、そういう感情は湧いてしまうものですか?

 それは、どんなに良い環境でもなくなることはないと思います。

 たとえば、経理は月初が1番忙しいんですよね。目に見えて忙しい時に保育園から呼び出しがあれば、誰かにカバーしてもらわないといけないこともありますから、どうしたって申し訳なさは消えません。

 ピクスタには、誰も責める人はいませんし、みんな「いいから、早くお迎えに行ってあげて」って言ってくれます。でも、自分が責任を持ってやっている仕事ですから、後ろめたさはどうしたってなくなりません。

 たぶん、そういう気持ちもわかってくれているから、本当は在宅勤務の条件を満たしていないんですけど「希望があれば、在宅勤務制度の条件見直しも検討するよ」って提案もしてくれました。でも、在宅は在宅で、わたしの場合は子どもが寄ってきて仕事にならないので(苦笑)、もう少し子ども大きくなってから活用しょうかなと思っています。

 部内のサポート体制もとってもらっているし、ピクスタはチャットで連絡するだけで休めるので、その気軽さと寛大さは本当にありがたいです。これだけ休みをとりやすい環境と理解ある空気のある会社は、なかなかないんじゃないかな。後ろめたさはないわけじゃないですけど、子育てする身として、この気軽さは本当にありがたいです。

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「わたしには無理」じゃなく「わたしにもできる」に変わった

 ――産休前は、マネジメント経験を含めてキャリアを積んでいきたいと考えていた一方で、出産後には「そんなにガッツリ働かなくても……」と考え方が変化していたようですが、復職して1年が経った今はどんな風に考えていますか?

 ようやく育児と仕事のバランスのとり方にも慣れてきて、気持ち的な余裕が少しずつでてきたおかげか、業務量も質もあげていきたいと思うようになりました。

 今は、子会社の経理をメインで担当していますが、これからは、徐々に責任範囲を広げて、子会社一社分を丸々任せてもらえるようになりたいな、とか、有価証券報告書も決算短信や適時開示など決算関係の業務もできるようになりたいな、とか、新しいスキルを身につけていきたいと思うようになりました。

 急に休むことは今もこれからもきっとあるし、責任の重い仕事をするのはどうかなという気持ちは今でも若干ありますが、ピクスタの先輩ママたちに触発されて(笑)。

 彼女たちは、仕事をしている時間、最大限の業務をやっている感じがするんですよね。そういう姿をみていたら、わたしにも、もっとやれることがあるんじゃないかって、徐々にですけど、思えるようになってきたんです。以前は「わたしには無理だな」と思っていたのにね(笑)。

 ――生活のペースに慣れてきて、キャリアも働き方も、柔軟にポジティブに考えられるようになったってことでしょうか?

 そうですね。もともと、新卒でIT系ベンチャーに入って、環境の変化が激しい中で仕事をしてきたので、「ずっと、これだけやっていればいい」という仕事の仕方は、わたしには向いていないんですよね。飽きちゃうし(笑)。

 ピクスタは「やってみたいな」って思ったことをやらせてもらえるし、サービスも子会社もできるから、管理部の仕事も新しいことがどんどん増えていきます。男女問わず子育て中のメンバーもたくさんいて、育児に理解のある働きやすい環境で、成長途中のサービスに関わって、いろんな壁にぶつかるたびに、それを誰かと一緒に越えていける楽しさがあります。大変だけど、その分やりがいも大きい。せっかく、お互いに気を配り合って柔軟な働き方ができる環境下で、いろんな経験も積めて、力を発揮できるチャンスがあるんだから、やってみようかなって。

 会社はひとりじゃないないですから、気楽にとらえて、やりたいと思った仕事も働き方も、これから少しずつ広げていけたらと思っています。

 

(聞き手/執筆:経営企画部 広報担当 小林順子 | 写真:fotowaフォトグラファー 林直幸)