誰でも手軽に新規事業を始められる!?ピクスタの「新規事業トライアル制度」とは
2019年6月にPIXTAの派生サービス案を社内から募ることからはじまった「新規事業トライアル制度」。
2021年8月にアイデアをより幅広く募るため応募のハードルを低くしリニューアルし、再スタートしたものです。
今回はピクスタがいま力をいれている「新規事業トライアル制度」の意義と特徴について解説します。
誕生背景〜複数の新規事業にチャレンジするために〜
2018年にピクスタの理念・ビジョンを実現する道筋を示す中期計画「ピクスタ2030」を策定しました。
企業理念才能をつなぎ、世界をポジティブにする
グループビジョン世界中の才能をつなげるクリエイティブプラットフォームを創造していく
ピクスタグループは、新たなクリエイティブプラットフォームを複数誕生させ、より多くの才能がつながり、感動ややりがい、幸せがたくさん生まれることで、世の中がポジティブになっていく世界を目指しています。
「新規事業トライアル制度」はこれを実現するために始まりました。
理念やビジョンを実現していく要として、世界を今まで以上にポジティブにする試みでもあります。
新規事業トライアル制度の中身
複数の新規事業にチャレンジしたいのはやまやまですが、スタートアップは1000社あったら3社しか成功しない、いわゆる「千三つ(せんみつ)」と言われているように、成功難易度がきわめて高いのが実情です。
また、新規事業の立ち上げは、市場調査やサービス開発、組織づくりなど、とても工数がかかり、必要な知識を新たに習得しながら事業を推進していくのはなかなかハードルが高いことです。
そこで、「新規事業の成功確率の低さ」「立ち上げの工数の多さ」という課題を解消するため、新規事業の立ち上げを①トライアル②シード③投資の3つのフェーズに分け、誰でも気軽に挑戦できる仕組みにしました。
トライアルフェーズでは、「①顧客②課題③解決策④検証方法」の構築と検証、そして事業計画の立案を行います。トライアルは既存業務と兼任という形で行います。
シードフェーズでは、商売(取引)の成立と1顧客からもたらされる利益を下回るコストで顧客を獲得する方法を発見します。
投資フェーズは、実際に大きく資金を投下して、顧客と売上・利益の拡大を実現します。
ピクスタでは、とにかく思いつきベースの仮説でもいいので試しにやってみることを大切にしています。
これまでの軌跡〜新たに誕生した3つのサービス〜
この取り組みをはじめてから、現在まで24件の応募がありました。ピクスタのリソースを活かしたアイデアや課題解決に根ざしたアイデアなど多種多様な事業案が提出され、トライアルを実施しています。
新規事業に取り組む時は、起業/経営経験のある役員がメンターとして必ずつき、法務/経理とも協力しながら全社横断的な体制でチャレンジを支える仕組みをつくっています。
また、事業を進めるにあたっての予算や利用ツールも用意。こうした、誰でも気軽に挑戦できる環境が整っています。
「PIXTAオンデマンド」や「PIXTAキャスティング」、「PIXTA IPコンテンツ」はまさにこの制度から立ち上がったサービスです。
PIXTAオンデマンド
PIXTAキャスティング
PIXTA IPコンテンツ
あなたも新規事業開発を担う人材へ
ピクスタでは新規事業に共に挑戦してくれる方を募集しています。
気になる方はぜひご応募ください!
(執筆:経営企画部経営管理グループ 大川恭平)