【新・執行役員】30代を前にベンチャーに飛び込んだ伊藤の次の挑戦
大手企業からピクスタへと転職し、1年半の間にPIXTA事業部長を経て2020年1月に執行役員に就任した伊藤に、辿ってきたキャリアと今後の挑戦について話を聞いてみました。
決め手は経営との近さxビジョンへの共感
ーーピクスタに入社した経緯を教えてください。
2018年初に、大学院卒業後の新卒で入った会社で5年経過し、30才という節目を迎えるにあたってキャリアを考えていました。もっと経営に近いポジションで働いてみたいと思っていたんですよね。部署や、事業のレイヤーでの仕事を経験してきたので、いま自分に足りなくて、次にチャレンジしてみたいテーマが「経営」でした。
ーー起業という選択肢は考えなかったですか?
考えたこともありますが、そもそも起業するかどうか悩むということは、向いていないのかなと思って(笑)。起業したい人って、その思いに迷いがない人が多いのではないかなと。自分は参謀として経営者を近くで支えながら、自分の強みを生かして経営に貢献するのがベストだろうと思いました。
そんな中、ちょうど、戦略人事部長の秋岡からWantedlyでメッセージをもらったんです。ピクスタのことは写真販売サイトとして知っていましたが、決算資料やコーポレートサイトを見て、写真以外のクリエイティブ領域の扱いや、fotowaなどの新規事業、海外展開などを知り、一気に興味を持ちました。
ーータイミングよくスカウトが送られてきたんですね。
そうなんです。その上で、ビジョンである「世界中の才能をつなげるクリエイティブプラットフォームを創造していく」へ共感しました。
創作活動をする人を、ビジネスの側面、数値的な側面から支援するのが好きなんですが、背景としては、家族がクリエイター一家であることが大きいです。妻がダンサー、母が児童書の作家、父がサラリーマンをしながらレザークラフト職人になっていたり、兄もカメラマン、そして自分自身も写真を撮るのが好きなので、面接で会ったピクスタメンバーとの会話で共感できることも多かったですね。
やりたかった「経営に貢献する」ポジションへ
ーー当初は経営企画として入社されましたね。
はい。IRや予実管理の業務をしながら、PIXTA事業の数値分析やシミュレーションも行っていました。
自分が持っている「データ分析」「事業開発」というスキルを、どこにどう活かせばピクスタの経営に貢献できるかを考えた時に、ピクスタグループの売上の大半を占めるPIXTA事業にまず注力すべきと感じていました。なので、最初はヘルプのつもりで、価格やコミッション改定のシミュレーションや分析をするようになったんですが、いつのまにか結構しっかり関わるようになっていて。事務局として参加していた経営会議で新しい組織体制の話になったときに「じゃあ、PIXTA事業本部は伊藤さんでいいよね?」とみたいな感じで外堀を埋められたっていうのが、僕がPIXTA事業本部長になった経緯です(笑)。
ーー驚きませんでしたか?
入社8ヶ月でのオファーだったので、さすがにいきなり過ぎると思って、最初は「副本部長とかからの方が良いんじゃないですか?」って言ってましたが、やるなら中途半端は良くないなと思い直しました。
もともと私は組織貢献型志向なので、何がしたいかよりも、どう組織・経営に貢献するかの方が大事なことだったんです。だから、ポジションが変わることに違和感はありませんでした。どちらにしろ、PIXTA事業部への貢献が経営への貢献なら、全責任を負ってフルコミットするほうがいいと思い直して、引き受けることにしました。
未知への挑戦とやりがい
ーー実際、事業本部長となってみて、どうでしたか?
事業本部長となってからは、4つの部署にまたがる大所帯のマネジメントを初めて経験し、悩むことも多かったですが、ゼロベースからデータアナリシスチームを立ち上げられたのは良かったなと思います。
ピクスタグループには、fotowaやSnapmartという成長ドライバーとなる事業が立ち上がっているので、もしかしたら成熟したPIXTA事業では、「いまさらやれることはあるのか?」と思う人もいるかもしれません。でも、データを活用したサービス改善や新しい企画、他社との事業提携を見据えた外交など、まだまだドライブさせられる機会はつくっていけると思っています。
社内での抜擢も活発ですし、未知への挑戦する意欲と、課題解決への熱量が高い人にとっては、やりがいも裁量も大きい環境だと思っています。
PIXTAの将来ビジョン
ーーまだ見ぬ新メンバーへ伝えたいことはありますか?
取り組み始めている、検索ロジックの最適化を実現し、今以上にデータを分析・活用できるようになった先には、「画像のことはすべてPIXTAに聞こう」と思われるような世界をつくれると思います。
今後PIXTA事業をドライブさせるためにも、新規クリエイティブ・プラットフォームを創造していく上でも、より推進力を伴う体制をつくっていく必要があるタイミングなんです。
困難な課題に対して「難しいですね」と諦めずに、考え抜いて、巻き込んで、解決までやりぬく。それには、熱量も必要だと思うんですよ。難しいけど「やってやろう!」という。共に挑みたい方、ぜひピクスタに来てください!
(執筆:戦略人事部 採用担当 鈴木 瑞穂 撮影:コンテンツ部 クリエイティブディレクター 矢島 聖也)