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ピクスタグループ2021年の野望

 2021年が幕を明けて早1ヶ月。

 世界に目を向けても、日本国内でも、新型コロナウイルスの影響による経済打撃は計り知れませんが、発展の歩みを止めるわけにはいきません。

 そんな2021年をピクスタグループはどんな1年にするのか。ピクスタ代表・古俣が綴りました。

  2020年は創業15年、節目の一年でした

 2020年は1つの事業拡大サイクルの区切りとなった年でした。

 過去5年間でたくさんのチャレンジをし、うまくいったものを残し、残念ながらいくつかの事業からの撤退を決めました。

 結果として2つの成長事業と、失敗も含めた多くの知見を得て、企業のステージが上がったと思います。

 そして2021年から、また新たなサイクルが始まります。

 2020年は一定のコロナによる影響がありましたが、当社の事業ポートフォリオと方針については基本的に変更はありません。やはり徹底したオンラインプラットフォーム事業を志向しているため、企業活動はオンラインベースで行われており、コロナの影響で事業構造を変える必要がないためです。

 ただ、業績については、コロナによる需要の減少で、一定の影響がありました。ただ、一過性の業績の増減に一喜一憂せず、サービスを向上させるための施策をしっかりとやりきれた1年であり、その点では満足しています。

 また、コロナで最も影響があった点としては、やはりリモートワーク移行によって働き方が大きく変わったことです。 詳しくは私のブログを見てもらえればと思いますが、完全リモートになってみてすぐに気づいたことが、仕事のやりやすさはほぼ変わらず、さらにサービスの改善、立ち上げなどもまったく問題なくやっていけるということです。

 結果、もはや大部分のメンバーが出社しておらず、すでに10人近くが東京を離れ、オフィスを3分の1に縮小することになりました。これからさらに、社内と社外の境界が曖昧になったり、紙と印鑑が徹底排除されたり、新卒採用などが大きく変化していくことになるでしょう。

2021年、ピクスタは開拓者精神で挑みます

 年初に発表している全社スローガンですが、今年は「開拓者精神」としました。

 今年から新たな事業展開サイクルが始まり、これから未知のチャレンジを数多くしていかねばなりません。すでに動き出しているものもあります。

 僕らはベンチャー企業として、理念の元、まだ世の中にない、誰も正解を知らない事業をつくっていくことこそが存在意義です。荒野の先に何が待っているかわからないけれども前進し、開拓していかなければ利益は得られない。開拓者精神で挑戦していきたいと思います。

 足元では再度の緊急事態宣言が発令され、今後もしばらくはコロナによる業績への影響が多少あると思いますが、自分たちがやるべきことはあまり変わりません。開拓者精神を持ちながら、ユーザーに選ばれるサービスづくりを愚直に追求していくことが本筋だと思っています。

さらなる成長を目指す1年としたい

 今年はPIXTA事業は定額制を伸ばし続け、単品販売の振れ幅を定額制の安定成長でカバーできる構造にしていきたいと思います。さらにPIXTAオンデマンドをはじめとする付加サービスの拡充や、顧客層の拡大なども予定しています。

 fotowa事業は、着々と成長してきた中で、このタイミングでアクセルを踏み、まずは年間10万件撮影に向けて加速していきたいと思っています。これまでにない取り組みにもチャレンジしていく予定です。

 Snapmart事業は、インスタグラマー中心のクリエイター基盤を活かし、企業のファンづくりを様々なサービスで支援していく展開に広げていきます。すでに企業のSNS運用や、動画アンバサダーサービスなどを試験的に開始し、初動としてはよい感触を得ています。

 上記の事業をしっかり成長させていく1年としたいと思います。

 

(執筆:ピクスタ株式会社代表取締役 古俣 大介)