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【ベトナム】PIXTA VIETNAMが担う審査業務とは?

 みなさま、Xin chào(シンチャオ)! PIXTA VIETNAMの脇山です。今回はPIXTA VIETNAMが担っている3つの業務*の1つ「コンテンツ審査業務」についてチームリーダーであるLan(ラン)に話を聞きました。担っている業務内容のほか、国をまたいでどう連携しているのか、どんな喜びや苦労があるのかなどが伝わると幸いです。

 *PIXTA VIETNAMでは、「システム開発業務」、「コンテンツ審査業務(アップロードされたコンテンツのチェック)」、「ポストプロダクション業務(自社制作コンテンツのレタッチ)」の3つの業務を行っております。  

コンテンツ審査業務担当Lan

 まずは、Lanのプロフィールからご紹介いたします。

名前: Lan Pham/ラン・ファン
趣味: 旅行、漫画、創作活動(写真撮影・編集作業・ビデオ制作)

 Lanは、ピンク色の髪の毛がトレードマークのとてもお洒落な女性です。写真撮影や編集作業などの創作活動が大好きで、PIXTA VIETNAM記事に掲載している写真の多くは、彼女が撮影したものです。

 さて、ここからはLanのインタビューをご紹介するのですが、彼女は、日本語が話せない(英語は上手)ので、コミュニケーターのKhuyen(クイェン)が聞き手となり、ベトナム語でインタビューしたものを日本語に翻訳してもらいました。

「コンテンツ審査業務」について

 ーーピクスタの中でどんな役割を担っている部署ですか?
 私たちはレビューチームです。
 PIXTAに投稿される日本以外(=海外素材)の写真・動画素材の販売基準に従い、ピントが合っているか等の写真のクオリティや、被写体のモデルリリースがとれているかなど、販売開始の前に1作品ずつ審査することを担当しています。購入者が安心してPIXTAの素材を使用していただくために、審査業務は非常に重要な役割です。

 ーーどんなポジションや役割を担っているメンバーがいるのですか?
 現在ベトナムレビューチームは写真レビューと動画レビューの2グループに分かれて仕事を行っています。

 以前は、素材の種類やカテゴリーを分けずにメンバー全員で審査を行っていたのですが、メンバーの仕事を専門的に分けることにより、写真レビューと動画レビューの審査内容の違いで起きるレビューミスなどの危険性を予防できるようになりました。メンバー一人あたり、1時間につき平均で写真は500枚以上、映像は50本以上を審査しています。

 ーーどんなチームですか?
 現在のメンバーは、写真・イラスト・動画に関してほぼ同じ知識量を持っています。メンバーの前職は、グラフィックデザイナー、フォトグラファー、映画監督や、アニメーションデザイナーなど芸術的な専門分野に携わっていたので、ストックフォトや動画の概念をすぐに理解することができました。チームでメンバーそれぞれの持つ短所は補い、長所は伸ばし合って、チーム全体のベストパフォーマンスを目指しています。

 私は現在、レビューチームの新しいメンバー候補の面接にも立ち会っています。私は、仕事の能力に加えて、チームの精神に合った美的センスのある候補者を探しています。 能力は訓練できるものですが、美学センスは鍛えるのが非常に難しいものだと思います。

コンテンツ審査業務のチームリーダー中川(写真前列左側)がハノイに来た際に撮影したメンバーとの写真。

 ーーピクスタに入社する前も同じような仕事をしていたのですか?
 ベトナムには、現在行っているような仕事は他には無く、全く新しい仕事です。そのため、友人や親戚から「あなたは何をしているの?」と聞かれると、自分の仕事を彼らに一言では説明できません。みんながわかるように、まずストックイメージはどんなものか、なぜストックイメージの審査が必要なのかを説明しなければなりません。

 私は、前職では、グラフィックデザイナーだったので、撮影と写真の編集に興味を持ち、PIXTA VIETNAMでの仕事内容が気になり、応募しました。どの仕事でもそうですが、入社したばかりの頃には、仕事の内容も働く環境も変わるので、難しいこともあると思います。私もそうでした。

 そんなとき、日本メンバーの中川さんたちから熱心な指導をしていただき、とても安心した気持ちで仕事をすることができるようになりました。信頼できる同僚と情熱的な上司と共に仕事をするチャンスがあり、私はとても運が良いと思います。

 ーー日本とベトナム、国をまたいでどのように連携しているのですか?また、日本のチームと仕事をしていて苦労する点はありますか?
 日本のメンバーと協力するときには、いくつかの困難があります。一番難しいのは言語の問題です。お互いに英語がわかると言っても、自分の意図が伝わるように話さなければなりません。相手に何を伝えたいのか、意図を正確に表すのは重要なことです。

 あとは、日本とベトナムでは文化も違います。言語のこと、文化のことなど、苦労することもありますが、お互いの文化を理解し、お互いを助け合おうとすることで、効果的に作業することができています。

 ーー日本のチームと仕事をしていて、喜びを感じることはありますか?
 日本チームと協力して仕事ができて、貴重な経験ができています。日本の文化、日本人についてなど、以前よりも理解ができるようになりました。また、日本人の英語発音もだんだんと慣れてきましたよ(笑)。最近では、最後まで言わなくても、彼らの言いたいことが理解できる時もあります。

 日本人とコミュニケーションをするチャンスがあり、彼らの考え方、管理方法からさまざまな場面で役に立つことが勉強できています。例えば、自分の意見を述べた時に、上司がすぐにその意見を拒否することはありません。いつも私たちの意見を尊重してくれます。その後、意見をまとめて優しく説明してくれたり、日本人の文化または習慣の立場から分析して、おすすめなどを述べてくれます。

写真手前、緑のTシャツを着ている中川が、ベトナムメンバーに直接指導している様子。

  ーーピクスタについて一言お願いします。
 ピクスタで好きなところが1つあります。それはフラットでオープンな会社環境です。ピクスタでは、だれもがイニシアチブを取ることができます。また、上司・部下を区別する席順もなく、だれでも自由に意見を出すことができます。会社の発展にとって、それはとても良い作業方法だと思います。今後も、この会社環境で仕事の効果を発揮していきます。


(聞き手・翻訳:PIXTA VIETNAM DEVチーム (日本語コミュニケーター) Nguyen Thi Khuyen/Luu Thi Ngoc Hang | 構成:User Support/PR 脇山春香 | 写真:PIXTA VIETNAM User Support/PR 脇山春香/Developer team:Trần Văn Huy)

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