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「やりがい」の正体を探る〜職場の満足度調査を大公開〜

 先日、パーソルキャリアさんが20代〜30代の若手社員の「はたらく価値観」を発表されていました。

 調査結果によると、「転職先に求める条件」のトップ3は「年収アップ」(21.5%)、「人間関係の良さ」(16.9%)、「やりがい」(16.6%)。

 一方、「現職に満足している」と回答した人の理由トップ3は「仕事内容が良い・やりたいことができている」「給料に満足度あり」「人間関係が良い・職場の人が好き」だったそうです。

 さらに、「仕事にやりがいが欲しいですか?」「仕事を通して成長したいですか?」「仕事を頑張ってお金を稼ぎたいですか?」という問いに、それぞれ60%以上が「そう思う」と回答していて、「優先するのはどちら?」という問いには「やりがい最優先派」が46.5%、「稼ぎ最優先派」が43.2%と拮抗する結果だったそうです。

 そこで、今回は「やりがいの正体」の考察と合わせて「ピクスタの職場満足度」をばばーんと公開したいと思います!

やりがいの正体とは?

 優先順位はさておき、「やりがいある仕事がしたい!」と思う人は多いはず。

 そりゃあ、1日のうち大半の時間を占める仕事にやりがいがなかったら、収入のためと割り切っていても辛くなるし、やりがいがあってもきちんと評価されて収入に結びついていなければ、だんだん虚しくなるもの。

 両方満たされていたとしても、人間関係が最悪だったら、あったはずのやりがいも失われていきそうですし、やりがい・収入・人間関係のすべて満ちていても、変化や成長がなければマンネリ化してやっぱり「やりがい」は徐々に薄れてしまう気がします。

  そう考えると、「やりがい」には

  • やりたいことができている

  • 評価と収入に納得感がある

  • 人間関係が良い

  • 仕事を通じて成長できる

という4つの要素が必要だということになると思いませんか?

 もちろん、他にも構成要素はあるかもしれません。貢献実感があるとか、存在意義が感じられるとか、プロダクトに自信が持てるとか……。

 とはいえ、先の調査結果から見ても、この4つの重要度が高いことは明白。

 じゃあ、ピクスタはその点どうなのよ? というわけで、調査してみました。

 こう書くと、さも記事のために調査したかのようですが、違います(笑)。ピクスタでは、年に2度、より良い組織環境づくりのためにメンバーにアンケートをとっています。

 ひとつは「ピク充アンケート」。 これは、ピクスタライフの充実度を問うものです。

 もうひとつは「人事評価プロセスアンケート」、通称「MBOアンケート」。

 ピクスタの人事評価は、目標管理制度=MBO(Management by Objectives)で行われています。個人の目標を組織の目標と関連づけた上で、上司と共に個人の目標を設定し、その達成度合いを評価するというもので、この納得度や上司とのコミュニケーションについて問うアンケートです。

 この2つのアンケート結果をみてみれば、ピクスタで「やりがい」の正体である4つの要素がどうなっているかわかるはず……!

 というわけで、隠すことなく発表しようと思います!!

【調査概要】

「ピク充アンケート」
実施期間:2019年5月30日〜6月7日
対象:役員、人事部長除く、本社所属の回答可能な全正社員・契約社員
回答人数:51名(回答率65.4%)

「MBOアンケート」
実施期間:2019年8月16日〜8月23日
対象:2019年1月1日時点で在籍し、2019年上半期を通じて、目標設定からフィードバックまでの一連の人事評価プロセス全体を経られた全正社員・契約社員
回答者: 48人(回答率70.6%)

やりたいことはできているか?

 やりたいこと、すなわち自身の職務は充実しているか? におきかえて、『ピク充アンケート』で「職務内容の充実度」をメンバーに聞きました。

 10点満点で点数をつける方式です。

 7点以上は92.2%、満点をつけたメンバーも21.6%います。

 満足しきらないのがまた仕事と思えば、9点〜7点あたりをつけたほとんどのメンバーも自分のやりたい仕事ができている状態だと言えるのではないでしょうか?

評価と収入に納得感はあるか?

 続いては、評価と給与についてです。もちろん、評価は給与だけではないとは思いますし、お金は貰えるものなら欲しいものでしょうから「満足!」なんていう日が訪れるかどうかはさておき、今の自分や環境などに照らし合わせて納得感があれば良いのでは? ということで、納得感を問いました。

 職務内容の充実感に比べれば劣りますが、それでも7点以上をつけたメンバーが74.5%です。満点も25.5%。

 5点以下も11.8%存在するのも確かですが、理由をみてみると、

  • リモートワークがしたい!

  • 近距離じゃなくても家賃手当がほしい!

という、どちらかというと福利厚生面での要求の様子。

 ちなみに、ピクスタには「近距離手当」といって、オフィスから半径4.5km圏内に住むと、2.5万円の「近距離手当」が貰える福利厚生があります。

 リモートワークについては、現状鋭意検討中……ということで、福利厚生のさらなる充実については、今後も少しずつでも解決していく予定です。ということは、少なくとも給与面での深刻な不満はないと言っても良さそうですε-(´∀`*)ホッ

 結果を公開しておいてなんですが、悪い結果だったらどうしようって、緊張しますね……。

人間関係は良いか?

 続いては人間関係です!

 人間関係が悪いとマジで日々がつらい! ピクスタではどうかというと……?

 7点以上が88.2%でした! 満点も3割以上です。

 一方で5点以下も1割以下とはいえ、いるのも事実。

 ピク充アンケートでは、こうした結果を元に、メンバーの相談に乗るようにしています。

 人間関係の悩みは簡単には打ち明けづらいもの。打ち明けてもらえるような信頼関係、言いやすい環境づくりは一朝一夕ではできません。そして「あちらをたてれば、こちらがたたず」とも言う通り、本当に全員が満足できる状態を得ようというのは、理想でしかないのかもしれません。

 それでも、ここにいるメンバー全員ができるだけ幸せであれるように、諦めない姿勢でいたいものです!

 ちなみに、通称「MBOアンケート」で上司との関係性を問う結果では、91.7%が意見・相談しやすいと回答していました。

仕事を通じて成長できているか?

 さて、最後は成長実感が持てる環境かどうかです。これも重要な要素ですよね!

 こちらも通称「MBOアンケート」でそれを感じ取れる結果を得ました。

「リーダーが目標達成や成長を支えてくれてくれていると思うか?」の問いでは、85.4%の人が、「フィードバック内容が目標達成や成長につながると思うか?」では、82.9%の人が7点以上をつけていました。

 これは、8割以上のメンバーが成長を感じながら働けていると言えそうではないでしょうか。

 さらに、MBOアンケートでは「ポジティブな意欲が湧いたかどうか」も確認しています。

 こちらも82.9%のメンバーが7点以上をつけていました。

 多くのメンバーがMBOによって、意欲的な気持ちで仕事に取り組めていることがわかりますね。

ここで働くことが幸せかどうかが1番大事

 さて「やりがい」とは何かという話でスタートしたこの記事ですが、最終的に「ここで働くことが幸せ」と思えるかどうかが大事なのではないかと思います。

 やりたいことはできる、評価や給与もまあまあ納得してる、人間関係も問題なくて、成長実感もある。それならピクスタで過ごす時間も充実しているはず。

 でも「はず」じゃ嫌なので、最後に聞いてみました。

 92.2%が7点以上の点数をつけていました!

 たくさんの要素が集まって形成される「やりがい」。何かひとつでも欠けてしまうと、やりがいも充実感も損なわれてしまうもの。

 仕事をする上で、何を重視するかは人それぞれですが、少なくともピクスタでは、ピクスタが向かいたい方向と個人がやりたいことがリンクした時、充実したワークタイムを過ごすことができるはずです。

 仕事選びをする時に、何を重視するか、そしてピクスタはどうかを考える上で、参考にしてみてくださいね!

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(執筆:経営企画部 広報グループ 小林順子)