見出し画像

【ベトナム】ハノイ国家大学外国語大学のフィールドワーク授業に協力しました!

 みなさま、Xin chào(シンチャオ)! PIXTA VIETNAMの脇山です。今回は、「ハノイ国家大学外国語大学・日本語学部4年生のプレゼン課題 フィールドワーク授業」に協力した時の様子をご紹介いたします。

参加した経緯は?

 本題に入る前に、なぜ今回PIXTA VIETNAMが、日本語学部4年生のプレゼン課題に参加することになったのかをお話しいたします。

 キッカケは、ハノイ国家大学外国語大学・日本語学部講師である内野先生の講習会に参加したことから始まります。ハノイには、娯楽施設は少ないのですが、その分日本人同士の交流が盛んで、色々な会が毎日のように行われています。その中でIT企業に勤める人向けの「IT勉強会」があり、そこで内野先生の講習を受けました。その講習会の中で、プレゼン課題に協力してくれる企業を探しているということを聞き、直ぐに立候補しました。

 内野先生の、日本人駐在員とベトナム人大学生の間で起きている「日系企業で働くことへのギャップ」を少しでも取り除き「大学と企業を近づけるような授業」を行っているところに惹かれ、ぜひベトナム人メンバーにも体験してほしい! と思ったこと、このような取り組みに参加できることは、なかなか無いので、日系企業や私たち日本人と働くことについて、彼らがどのように考えているか知るとても良い機会だと考えてのことでした。

具体的に何をするのか?

 今回のプレゼン課題は、学生4、5人が1チームとなり、日系企業に訪問して、ベトナム人メンバーに色々とインタビューし、その結果をまとめてプレゼンをするという内容でした。そこで、PIXTA VIETNAMにも学生さんに来てもらいベトナム人メンバーにインタビューをしてもらいました。そのほかに私は、学生さんたちの勉強のため、日本語でアポイントのメールを受け取ったり、インタビューのスケジュールを調整したりしました。

インタビューの内容は?

質問内容は、主に下記のような感じです。 日系企業に勤めていて

  • どんな時にベトナム企業との違いを感じますか? 

  • 日系企業の優れた点はどんなことだと思いますか?

  • 日系企業に勤めていて、大変だと思う点はどんなところですか? 

  • 良かったと思う点はどんなところですか?

学生からのインタビューに真剣に答えるメンバーのTrong(チョン)

 最終的に合計3チーム、メンバー10名へのインタビューを引き受けることができました。PIXTA VIETNAMは、男性メンバーの方が多いのですが、日本語学科の学生はほとんどが女性だったため、学生がオフィスに訪れるたびに喜んでいるメンバーも多く「脇山さん、僕たちの気持ちがよくわかっていますね!!」とメンバーから別の意味でも喜ばれました(笑)

発表会当日

 発表は、日本語で行われるとのことで、PIXTA VIETNAMを代表して、私が発表会に参加することになりました。立候補しておきながら、なんなのですが、参加するまで「こういう意見がありました。」みたいな投げっぱなしのプレゼンだったらどうしよう……何チームも発表を見るのは結構飽きてしまうかもしれないなーとちょっと思ってしまっていました。(内野先生ごめんなさい。)

  しかし、実際に参加してみて学生さんたちのプレゼンテーションを見てみるとあまりの素晴らしさに感動して鳥肌が立ちました。  各チームごとに独自の考察や、プレゼンテーションのやり方が工夫されており、スタンダードな発表をするチーム、就活中の学生がOG訪問をしたという設定で発表を行うチーム、日本人のボスに対するプレゼンという設定で発表を行うチームなどなど、全チーム工夫が施されており、想像を遥かに超える素晴らしい発表会でした!

 後日、この感動を内野先生にお伝えしたところ、ハノイ国家大学では、今回のような実践的な指導をして卒業生を送り出しているのですよ。というお返事と共にプレゼン授業について、発表した記事を添付して頂いたので、抜粋して記載いたします。

プレゼンテーションとは聴衆に対して自分たちの商品、提案、考え方を説明し、聴衆に何らかの行動あるいは考え方の変化を促すものである。ほとんどの場合対案(競合)があり、時間(準備の時間とプレゼンの持ち時間)は限られている。ビジネスそのものであり、ビジネス・コミュニケーションの根幹が集積されている。ビジネスマンとして最も大切なスキルの一つであり、学生たちに日本人聴衆の前で体験させ、身につけさせることで将来の仕事への自信をつけさせる。

引用:「ビジネス日本語教育実践事例・国家大学プレゼンテーション講座」内野英治

 内野先生の教えが、学生さんたちにしっかりと伝わっているからこその今回のプレゼンテーションだったようです。私は、ハノイに5年住んでいるのですが、あんなに素晴らしいプレゼンテーションをするベトナム人をほとんど見たことがありません。内野先生の指導の賜物ですね。

オフィスで発表会

 あまりにも素敵な発表会だったので、ぜひメンバーにも見てもらいたいと思い、学生さんたちにオフィスで発表会をしてもらえないか? と依頼してみました。その結果、PIXTA VIETNAMに訪問してくれた3チーム中2チームが発表会をしに再度オフィスを訪問してくれました。

 前述したとおり、ベトナム人メンバーのほとんどは日本語がわからないので、学生さんたちは、わざわざ日本語のスライドをベトナム語に作り直して、更にPIXTA VIETNAMの情報を多めにして、発表をしてくれました。おかげで発表会は大盛り上がり、質問コーナーではたくさんの質問や、これから社会人になる学生へ向けてのアドバイスなどが語られていました。  

インターン生決定!

PIXTA VIETNAM代表の小張(右)とインターン生のHang(ハン)(左)

 なんと、会社訪問をしてくれた学生さんのうち1人が、PIXTA VIETNAMの仕事内容や会社環境に興味を持ち、インターンシップをしたい! と申し出てくれました。そして、現在私のすぐ近くの席で、日本語コミュニケーターの卵として頑張ってくれています。  PIXTA VIETNAM初のインターン生です! これから、ますます楽しくなりそうです。

(執筆:PIXTA VIETNAM User Support / PR 脇山春香 | 写真:PIXTA VIETNAM User Support / PR 脇山春香,Review team:Phạm Lan, Developer team:Trần Văn Huy)

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!